小学校での授業研究を中心に、「研究交流連携事業」を積極的に推進している拠点です。 授業力の向上をめざす現場教師へ指導助言を提供するとともに小学校教師をめざす本学科生も授業研究に参画し、切磋琢磨しながら資質向上に努めています。 教育行政との関係構築や、学校間連携の仲立ちなど、今後の可能性も模索しているところです。
医療現場での「ケアカンファレンス」のように、教育現場においても子どものバリアを取り除き、自尊感情に支えられた学力を保証していくために「授業カンファレンス」が取り組まれています。子ども一人ひとりをケアする「心」と専門的な「技」が育まれ、「心技一体の授業力」の土台を作っていきます。
「認識の違いを否定・排除する学力」や「競争に勝つための独りよがりの学力」をとても警戒しています。 ほんものの学力とは、隣で困っている人に共感してケアできたり、異質を練り合わせてより質の高い認識を生み出す「社会貢献のための学力」。 こうした学力形成を担う教師が、授業の中で子どもと育ち合うことができるのが学校です。