科目コード
E1124
授業科目名
生涯学習論
担当者
國貞 智子
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
1年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
本科目では、日常生活のなかで見聞きする「生涯学習」のイメージから離れて、生涯学習をめぐる国際機関および各国の政策、日本における社会教育の歴史と現状、人々の多様な学習活動の諸相について幅広く講義し、社会教育の観点から生涯学習の全体像を理解することを目指します。
 これをきっかけにして受講者は、「生涯学習」という観点から自分自身の大学での学び、人生を通じての学びに対する指針について考えてもらいたいと思います。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
生涯学習社会とはどのような社会か、また社会教育とは何か理解し、それについて他者に説明できる。
履修上の注意事項
授業中の私語は禁止です。その他、他の受講生に迷惑のかかる行為は禁止です。
一成人として、マナーを守り、受講して下さい。また、に発言を求める機会もあります。積極的にご参加ください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス(教員自己紹介、本講義の目的、メインテーマ・キーワードに触れる) ・事前学習:自己紹介の準備、配布資料の確認(30分)・事後学習:第2回資料の予習(30分)
2 社会教育の原理(日本独自に発展してきた社会教育とは何かについて深める) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
3 国際社会における生涯教育の登場とその背景(生涯教育、生涯学習という概念が登場した背景とその後の展開を学ぶ) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
4 日本における社会教育の歴史(明治期から戦前をメインにわが国における社会教育がどのように展開されたかを学ぶ) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
5 日本における生涯学習の受容と展開(1960年代以降のわが国における生涯学習政策について年代に即して理解する) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
6 社会教育施設と生涯学習社会(1)(わが国の社会教育施設の種類と主な機能について概観、それらの施設が抱える課題について考察する) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
7 社会教育施設と生涯学習社会(2)(施設の経営面で大きな影響を与えている指定管理者制度について深める) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
8 地域における学習活動の実際と支援者の役割 ~公民館編~(わが国における代表的な社会教育施設である公民館の機能、今後の展望を考察する) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
9 地域における学習活動の実際と支援者の役割 ~博物館編~(わが国における代表的な社会教育施設である博物館の機能、今後の展望を考察する) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
10 地域における学習活動の実際と支援者の役割 ~図書館編~(わが国における代表的な社会教育施設である図書館の機能、今後の展望を考察する) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
11 電子図書館の出現と生涯学習社会(インターネットの普及により新たに出現した電子図書館について映像資料をもとにその課題と展望を考察する) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
12 生涯各期の学習課題 ~乳幼児期、少年期~(社会教育・生涯学習の対象者について発達課題に即して理解を深める) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
13 生涯各期の学習課題 ~青年期、成人期、高齢期~(社会教育・生涯学習の対象者について発達課題に即して理解を深める) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
14 生涯学習社会における学校教育(人々が一生涯学ぶ必要があるといわれる生涯学習社会において学校教育の役割も変化が求められている。その変化と今後の課題を考察する) ・事前学習:資料の確認および質問や疑問点をまとめる(30分)・事後学習:内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、次回資料の予習(30分)
15 生涯学習社会の今後の方向性と課題(全15回の講義を振り返りつつ、生涯学習社会とはどのような構図をもったものか全体像を把握、理解を深める) ・・事後学習:15回の講義全体の内容の復習、自身の疑問が解決できたか確認、レポート作成の準備(60分)
成績評価方法
学期末レポート50%、課題(授業期間中3回を予定)30%、授業参加度20%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
使用しない、プリント資料を配布
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
適宜講義内で紹介
教員からのメッセージ
15回の講義を通じて、人が生涯学び続けることの大切さを学んでいただきたいと思っております。
復習する際は、その授業の内容を自分自身の言葉で説明できるかを基準にしてみてください。
教員との連絡方法
E-mail:koge021@yahoo.co.jpよりご連絡ください。1日以上返信がなかった場合、再度お送りください。
大学名、学籍番号、氏名の記入をよろしくお願い致します。
実務経験のある教員