科目コード
E2105
授業科目名
子どもの健康と安全
担当者
俵 佐和子
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
保育所保育指針第3章「健康及び安全」に関わる内容を中心に知識や考える力をつける。
各自が保育に関わる問題意識を持ち、ガイドラインやデータを踏まえ科学的根拠に基づいた知見を理解する。
特に子どもの事故、災害、感染症を学び、保育者として子どもの安全を優先した保育が出来る知識と技術を身につける。

DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.【態度・志向】成長発達に適した子どもの健康支援、危機管理について考えられる。
2.【知識・理解】保育園における危機管理が理解できる。
3.【思考・判断】保育における事故、災害、感染においてその予防や対応がわかる。
履修上の注意事項
この授業は、保育・養護の基本知識を学び、保育者としての専門的な意識づけや技術を高めていく授業です。事前事後学習を含め各自、目的目標をもって、積極的に取り組んでください。
授業は状況により順序、方法を変えることがあります。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション・自己認識 事前:自己認識15分  事後:授業内容の振り返りを記述15分
2 子どもの免疫機能と病気の特徴(健康観察・体温測定・身体測定) 事前:健康観察項目、体温や身体の測定方法の確認20分 事後:授業内容の振り返りを記述20分
3 子どもの免疫機能と病気の特徴(感染経路における対応)  事前:感染経路について調べる20分   事後:授業内容の振り返りを記述20分 
4 子どもの免疫機能と病気の特徴(手洗い・消毒・ガウンテクニック) 事前:手洗いと手指消毒方法を確認する20分   事後:授業内容の振り返りを記述20分 
5 発熱時対応・SIDS対応 事前:SIDSについて調べておく20分   事後:授業内容の振り返りを記述20分 
6 感染症対応と対策 事前:子どもの感染症の種類を調べる20分   事後:感染症便りを作成する100分
7 救命救急・心肺蘇生 事前:心肺蘇生の流れを学習しておく20分   事後:授業内容の振り返り実践的に復習する30分 
8 7回までのまとめ確認プリント 事前事後:子どもの免疫と感染から体温、呼吸、脈拍、発熱との関連性について記述120分
9 リスクハザードの分類「変えられること・変えられないこと」 事前:付属保育園の園庭におけるリスクハザードを記録する30分  事後:授業内容の振り返りを記述30分 
10 事故予防における「変えられる」の発見と方法 事前:事故防止観点から分類した「変えられる」を考えてくる30分  事後:授業内容の振り返りを記述20分
11 応急処置1 事前:園で起こりやすいけがを考える30分  事後:授業内容の振り返り実践する30分 
12 応急処置2 事前:11回目の復習10分   事後:授業内容の振り返り実践する30分 
13 事故発生時・災害時の各箇所との連絡連携 事前:連携しなければいけない箇所を考える10分  事後:授業内容の振り返りを記述20分
14 慢性疾患、障害児の対応と理解 事前:小児の慢性疾患について調べる30分  事後:疾患児の兄弟への対応について記述100分
15 災害・事故・感染など様々な危機管理を知る 事前:様々な危機における対策を調べておく30分  事後:授業内容の振り返りを記述20分
成績評価方法
6回目感染症便り(20%) 8回目子どもの免疫と感染から体温、呼吸、脈拍、発熱との関連性について記述(20%)・ 14回目疾患児の兄弟への対応について記述(20%)
8回目に実施する確認テスト(25%) 毎回提出記述(15%)

ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
子どもの保健と安全演習ブック 松本峰雄監修(ミネルヴァ書房) 978-4-623-08910-9
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
日々、子どもに関するニュースに関心をもって過ごしてください。
教員との連絡方法
ご質問、疑問点などは、毎回の講義終了時にお尋ねください。

実務経験のある教員
担当教員は、総合病院において子どもの看護を行鵜を経験している。また、地域においても親子と関わりをもち、実務経験を生かした実践知を具体的に伝える。