保育内容（表現Ⅰ）

須崎朝子

2024

教育課程表参照

2年

前期

15回

2単位

『幼稚園教育要領』に示された幼稚園教育の基本を踏まえ、幼児の発達や学習の過程を考慮できる保育者としての資質を養う。幼児の身体的発達、音楽的感性の育ちなどの理解を踏まえつつ、その年齢や発達段階に合った遊びや表現の技法を学ぶ。音楽あそび、楽器づくり、うたづくり、リトミック、劇あそびなど、具体的な指導において活用できる表現技法の基礎を身につけるとともに、そうした表現技法を組み込んだ舞台作品を制作、発表する。

①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける	△
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける	◎
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける	○
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける	○
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力	○
※DP：ディプロマ・ポリシー（卒業認定・学位授与の方針）＝卒業までに身に付けるべき資質・能力

幼児の発達、学びの過程を理解し、幼児に寄り添った指導を行うことができる。
保育者として、音楽あそび、劇あそびなどの様々な表現技法を活用できる。

本授業は、音楽あそびや表現あそびを体験しながら学ぶ、演習形式の授業である。授業には動きやすい服装で参加してください。授業内での参加態度や発表内容を総合的に鑑みて評価するので、積極的に授業に関わること。

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	オリエンテーション　授業スケジュールの説明	事後学修：到達目標、到達課題の設定
2	『幼稚園教育要領』のねらいと内容、幼稚園教育の指導上の留意点	事前学修：『幼稚園教育要領』を事前に読む　事後学修：幼稚園教育の指導上の留意点を復習する
3	年少児の音楽的感性と身体的発達	事前学修：年少児向けの音楽あそびをweb上で調べる
4	年少児対象の音楽あそびの解説と実践	事前学修：年少児向けの音楽あそびをweb上で調べる　事後学修：年少児向けの音楽あそびを実践できるように練習する
5	年中、年長児の音楽的感性と身体的発達	事前学修：年中、年長児向けの音楽あそびをweb上で調べる
6	年中、年長児対象の音楽あそびの解説と実践	事前学修：年中、年長児向けの音楽あそびをweb上で調べる　事後学修：年中、年長児向けの音楽あそびを実践できるように練習する
7	幼稚園教育における評価と指導案の作成法	事前学修：幼稚園の保育指導で取り上げたい季節行事や保育案の計画を立てる
8	様々な表現技法を活用した模擬保育の実践	事前学修：保育案を作成する　事後学修：作成した保育案を推敲する
9	保育における即興表現の効果について	事後学修：事前に作成していた保育案に即興表現が導入できるか検討する
10	保育における即興的な劇表現によるお話づくりの実践	事後学修：保育案に即興的なお話づくりを取り入れることができるか検討する
11	さまざまな楽器の種類とオリジナル楽器づくり	事前学修：楽器を作るための材料を収集する　事後学修：授業内で制作したオリジナル楽器を使った様々な演奏法を構想する
12	鍵盤楽器による簡単な伴奏のつけ方と効果音のつけ方	事前学修：簡単なコード伴奏ができるように練習する　事後学修：授業内で取り上げた効果音のつけ方を練習する
13	情報機器の活用法について、　舞台作品の制作①　グループ別に劇のアイディアを脚本化する	事後学修：授業内で作成された脚本を推敲する
14	舞台作品の制作②　グループ別に劇の演出、練習を行う	事後学修：作成した劇の練習を行う
15	授業のまとめ、舞台作品の発表	事前学修：作成した劇の練習を行う　事後学修：発表内容の振り返りと反省を行う

授業内の演習活動50%、舞台作品発表50%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード
幼稚園・保育園で人気の創造性を育む音楽あそび・表現あそび・須崎朝子、林加奈（深見友紀子監修）（音楽之友社）	978-4276312241

書名・著者（出版社）	ISBNコード
幼稚園教育要領（文部科学省）

授業内の課題に積極的に取り組むように心がけてください。

連絡がある場合は、メールアドレス：　asako-s@hcu.ac.jp まで個別に連絡してください。