科目コード
E2139
授業科目名
教育心理学
担当者
向居 暁
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
本授業では、幼児、児童、生徒の発達に応じて、性格や知的能力(記憶、思考、学習)、動機づけ(やる気)、学習指導と評価など、教育活動に関わる基本的な心理学的知識の習得を目指す。また、特別な支援を必要とする子どもたちの学習過程についても、その特徴や支援のあり方を学ぶ。授業を通じて、教育心理学の視点から学習や指導のあり方を考え、受講生は自身のこれまでの学習経験を振り返り、その背景にある心理学的要因を考察する機会を得る。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
本授業では、教師を目指す学生を対象に、教育心理学の基本的な概念や理論を学び、幼児・児童の発達や学習過程を理解することを目的とする。特に、発達段階に応じた指導のあり方や、学習を支援する心理学的な視点を身につけることを重視する。授業を通じて、以下の力を養うことを目指す。
(1)幼児期から青年期にかけての心身の発達や学習に関する心理学的基礎知識を身につける。
(2)幼児期から青年期にかけての発達や学習に関する心理学的視点から、子どもの行動や学習の特徴を適切に捉え、指導に活かすことができる。
(3)教育心理学の知見をもとに、よりよい教育・保育のあり方を考え、実践する姿勢を身につける。
履修上の注意事項
講義では、ロイロノートで教科書、および、資料を配布します。パソコンやタブレット端末など、教科書や資料を閲覧できるものを持参してください。また、対面授業ではスクリーンに教材を提示しますので、視力、聴力等で配慮が必要な場合は、あらかじめ申し出てください。遠隔授業となる場合は、別途指示する受講方法に従ってください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 授業ガイダンス―教育心理学とは― 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題をオンラインで提出してもらいます。
2 児童・生徒の性格の理解 ―検査法と発達的要因―(教科書第1章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
3 児童・生徒の知的能力の理解(1)―知能検査とその利用―(教科書第2章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
4 児童・生徒の知的能力の理解(2)―創造性と情動知能―(教科書第2章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
5 学習の基礎(1) ―褒めることや叱ること― (教科書第3章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
6 学習の基礎(2) ―学習の転移― (教科書第3章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
7 学習の動機づけ(1)―内発的動機づけと外発的動機づけ―(教科書第4章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
8 学習の動機づけ(2)―自己効力感と原因帰属―(教科書第4章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
9 学習指導法の基礎(1)―学習指導法の種類と特徴―(教科書第5章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
10 学習指導法の基礎(2)―学習の個人差と適性処遇交互作用―(教科書第5章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
11 教育評価(1)―評価基準による分類―(教科書第6章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
12 教育評価(2)―評価時期による分類―(教科書第6章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
13 家庭学習の指導(教科書第7章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
14 学業不振の理解と特別支援(教科書第7章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
15 教師の適性と教室における人間関係(教科書第8章) 事前学習として,資料にある事前課題を実施し、教科書の該当章を予習してください。事後学習として,講義内容のまとめと感想・質問などの事後課題レポートをオンラインで提出してもらいます。
成績評価方法
期末試験(70%)と事後課題レポート(30%)を総合して評価します。期末試験の際は、「公式Cheat Sheet」のみ持ち込み可(評価の参考資料として答案と共に回収。その他の教科書・ノート・資料等の持ち込みは不可)。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
[改訂版] 教育心理学入門,豊田弘司(編著)(小林出版)
やさしい教育心理学 [第4版],鎌原雅彦・竹綱誠一郎(有斐閣) 978-4-641-22059-1
絶対役立つ教育心理学 [第2版],藤田哲也(編著)(ミネルヴァ書房) 978-4-623-09163-8
教員からのメッセージ
教科書「[改訂版] 教育心理学入門,豊田弘司(編著)(小林出版)」はロイロノートでpdf版を配布します。各回の講義では、事前にワークシートを配布し、プレゼン資料や教材動画を用いた解説を行います。予習として事前課題を実施し、教科書の対応章を読んでおいてください。疑問点や興味を持った点があれば、講義の際に積極的に質問してください。講義では基本となる重要なことがらを解説します。復習として教科書の対応章や資料をもう一度学習し、疑問点が残っていたり、さらに深く学びたい事があれば、事後課題レポートに記述したり、次の講義の際に質問してください。
教員との連絡方法
実務経験のある教員