科目コード
E2142
授業科目名
教育相談
担当者
波光 涼風
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
教育相談は,幼児,児童及び生徒が自己理解を深めたり好ましい人間関係を築いたりしながら,集団の中で適応的に生活する力を育み,個性の伸長や人格の成長を支援する教育活動である。教育相談にあたる上での臨床的視点を紹介した上で,保育・教育現場における教育相談のさまざまな取り組みと相談活動をめぐる問題について考えるための基本的知識を講ずる。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
子どもが示す問題行動は,子ども自身の発達や人間関係,日常生活など様々な要因が関連しており,そうした子ども達への対応機会は教育現場でも増加してきている。この問題行動を心理学的に理解するとともに,本人・保護者への望ましい対応,さらには専門機関との連携等,子ども達の育ちを支援するための基本について理解を深める。
履修上の注意事項
授業中の私語・携帯電話の使用は禁止します。
資料は当日配布しますが,予備配布はしませんので,紛失等の場合には各自の責任で他学生からコピー等をもらってください。
※コースによって「履修区分」が違います。教育課程表をよく確認してから履修登録を行ってください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス 教育相談とは
2 子どもの心理的問題の実態
3 基本的カウンセリング技法(1)
4 基本的カウンセリング技法(2)
5 子どもの支援のための精神医学的知識
6 不登校の理解と支援
7 発達障害の理解と支援
8 開発的教育相談
9 子どもの自殺予防
10 保護者対応
11 子どもへの関わり方のスキル学修(CARE)①
12 子どもへの関わり方のスキル学修(CARE)②
13 ペアレントトレーニング①
14 ペアレントトレーニング②
15 まとめ
成績評価方法
レポート課題70%、ロールプレイやグループディスカッションへの取り組み30%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
個人ワークやグループディスカッションなど,能動的に考え・発言してもらうことの多い講義です。
教育者としての基本的な知識・技能が習得できるよう主体的に取り組んでください。
教員との連絡方法
実務経験のある教員
公認心理師,臨床心理士資格をもち,スクールカウンセラーや小児科での個別カウンセリング,地域での保護者支援,学校での集団予防介入などの経験がある教員が担当します。講義内でも実践の経験を踏まえて講義を行います。