科目コード
E2150
授業科目名
初等音楽科教育法
担当者
須崎朝子
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
小学校学習指導要領における音楽科の位置づけ、教育目標を理解し、学習指導要領に沿った授業を展開できる基礎知識や技能を身につける。本授業は、①学習指導要領における音楽科の位置づけの理解、②学校現場で授業を行うために必要な知識と技能の習得、③実際に授業指導を演習によって体験、という3つの部分から構成される。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
小学校音楽科における教育の目標と内容を理解できる。
音楽科の授業を展開する上で必要とされる音楽理論、技法、心構えを理解し、活用できる。
履修上の注意事項
教科書に沿って、「小学校学習指導要領」の内容を説明していくので、事前に該当箇所の予習を心がけるようにしてください。また、歌唱共通教材に日頃から親しみ、自分で歌ったり、伴奏したり、弾き歌いすることを習慣化するようにしてください。
※コースによって「履修区分」が違います。教育課程表をよく確認してから履修登録を行ってください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション 小学校学習指導要領の全体構造の解説 事後学修:小学校学習指導要領を読む
2 小学校学習指導要領における音楽科の位置づけと教育目標 事前学修:小学校学習指導要領を読む 事後学修:小学校学習指導要領の教育目標の要点を復習する
3 小学校学習指導要領「音楽」の解説 事前学修:小学校学習指導要領を読む 事後学修:小学校学習指導要領「音楽」の要点を復習する
4 指導内容「A表現」1歌唱、2器楽、3音楽づくり 事前学修:小学校学習指導要領を読む 事後学修:小学校学習指導要領指導内容「A表現」の要点を復習する
5 指導内容「B鑑賞」の意義と鑑賞教材の選択観点について 事前学修:小学校学習指導要領を読む 事後学修:小学校学習指導要領指導内容「B鑑賞」の要点を復習する
6 新学習指導要領における〔共通事項〕新設の意義 事後学修:新学習指導要領における〔共通事項〕新設の意義についてのレポートを読む
7 ICTを活用した双方向児授業の実践、音楽アプリや楽譜制作支援ソフトの活用法 事前学修:ICTを活用した双方向児授業の実践についてweb上で調べる
8 音楽学習の評価の基準と観点、評価方法 事後学修:音楽学習の評価基準、観点、評価方法について自分の意見をまとめる
9 授業指導法演習 歌唱の学習と指導 事前学修:音楽科授業の「歌唱」に関わる指導案を作成する 事後学修:作成した指導案を推敲する
10 授業指導法演習 歌唱教材研究 事後学修:作成した指導案を歌唱教材に関連して推敲する
11 授業指導法演習 器楽の学習と指導 事前学修:音楽科授業の「器楽」に関わる指導案を作成する 事後学修:作成した指導案を推敲する
12 授業指導法演習 各楽器の奏法と指導法 事後学修:作成した指導案を楽器の奏法、指導法に関連して推敲する
13 授業指導法演習 音楽づくりの学習と指導 事前学修:音楽科授業の「音楽づくり」に関わる指導案を作成する 事後学修:作成した指導案を推敲する
14 授業指導法演習 鑑賞の学習と指導 事前学修:音楽科授業の「鑑賞」に関わる指導案を作成する 事後学修:作成した指導案を推敲する
15 授業指導法演習 〔共通事項〕を生かした授業づくり 事前学修:音楽科授業の「共通事項」に関わる指導案を作成する 事後学修:作成した指導案を推敲する
成績評価方法
授業内の演習活動50%、復習課題50%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
改訂版 最新 初等科音楽教育法 2017年告示「小学校学習指導要領」準拠・初等科音楽教育研究会編(音楽之友社) 978-4276821026
小学校学習指導要領解説音楽編(文部科学省)
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
毎回の授業後、授業で扱った範囲の教科書や『小学校学習指導要領』を復習すること。また、授業指導法演習においては、そうした内容を念頭におきながら、指導内容を組み立てること。
教員との連絡方法
連絡がある場合は、メールアドレス: asako-s@hcu.ac.jp まで個別に連絡してください。
実務経験のある教員