科目コード
E2151
授業科目名
図画工作科教育法
担当者
國清あやか
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
図画工作科の目標、育成を目指す資質・能力、学習指導要領に示された図画工作科の内容について理解できるようにする。様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けさせる。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
図画工作科の学習指導要領に示された目標や「表現」及び「鑑賞」の内容、指導上の留意点、学習評価について理解するとともに、学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。
また、基礎的な学習指導理論を理解し、情報機器及び教材を効果的に活用するとともに、具体的な授業場面を想定した授業設計と学習指導案を作成し、模擬授業の実施と振り返りを通して、授業改善の視点を身に付けることができる。
履修上の注意事項
実技演習の際には、汚れてもよい服装で出席すること。
配付資料は予備を準備しません。紛失した場合は各自の責任において補充すること。
※コースによって「科目区分」が違います。よく確認してから、履修登録を行ってください。
 【小学校教育コース:必修科目、特別支援教育コース:必修科目、ジュニアスポーツ教育コース:必修科目、初等教育コース:必修科目、保育・幼児教育コース:選択科目】
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 図画工作科の目標:図画工作科の教科の特性と目標について考える 事前学修:小学校の図画工作科の授業を振返る 事後学修:資料プリントを基に図画工作科の目標を復習する
2 図画工作科の各学年の目標と内容:低・中・高学年の目標を考える、「表現」と「鑑賞」領域の内容を考える 事前学修:自身が受けてきた図画工作科の授業と目標との関連を考える 事後学修:資料プリントを基に図画工作科の目標と各学年の目標の関連を考える
3 「表現 造形遊びをする活動」に関する学習指導:実技演習を通して題材の目標、内容、指導方法を考える 事前学修:「表現」と「鑑賞」領域の内容と育成する資質能力について考える 事後学修:造形遊びをする活動の特徴を復習する
4 「表現 絵に表す活動」に関する学習指導:実技演習を通して題材の目標、内容、指導方法を考える 事前学修:自身が受けた「絵に表す活動」の授業について振返る 事後学修:絵に表す活動の特徴を復習する
5 「表現 立体に表す活動」に関する学習指導:実技演習を通して題材の目標、内容、指導方法を考える 事前学修:自身が受けた「立体に表す活動」の授業について振返る 事後学修:立体に表す活動の特徴を復習する
6 「表現 工作に表す活動」に関する学習指導:実技演習を通して題材の目標、内容、指導方法を考える 事前学修:自身が受けた「工作に表す活動」の授業について振返る 事後学修:工作に表す活動の特徴を復習する
7 「鑑賞」に関する学習指導:鑑賞活動を通して題材の目標、内容、指導方法を考える 事前学修:自身が受けた「鑑賞」の授業について振返る 事後学修:鑑賞活動の特徴を復習する
8 鑑賞活動におけるICT活用:電子黒板やタブレットを活用した指導方法を考える 事前学修:自身が受けた図画工作科の授業を振返りICTの活用について考える 事後学修:鑑賞活動におけるICTの有効活用について復習する
9 図画工作科における評価の理論と実際:実技演習で制作した作品を踏まえて評価方法を考える 事前学修:自身が受けた図画工作科の評価について振返り評価方法を考える 事後学修:図画工作科における評価方法について復習する
10 学習指導案の立案と教材研究の方法:模擬授業を踏まえて学習指導案の立案と教材研究の方法を考える 事前学修:「表現」と「鑑賞」の各領域の中から模擬授業の題材、対象学年を考える 事後学修:模擬授業の題材について構想を練る
11 教材研究と学習指導案の作成:参考作品の制作を通して学習指導案を検討する 事前学修:模擬授業の題材について構想を練り参考作品制作のための材料を準備する 事後学修:模擬授業の学習指導案を仕上げ参考作品を制作する
12 模擬授業の実施と振り返り(低学年):模擬授業実施後、指導内容・指導方法について協議会を実施して振り返る 事前学修:模擬授業をペアで実施し流れや準備物を確認する 事後学修:模擬授業後に成果と課題を振返る
13 模擬授業の実施と振り返り(中学年):模擬授業実施後、指導内容・指導方法について協議会を実施して振り返る 事前学修:模擬授業をペアで実施し流れや準備物を確認する 事後学修:模擬授業後に成果と課題を振返る
14 模擬授業の実施と振り返り(高学年):模擬授業実施後、指導内容・指導方法について協議会を実施して振り返る 事前学修:模擬授業をペアで実施し流れや準備物を確認する 事後学修:模擬授業後に成果と課題を振返る
15 学習指導案の再検討と修正:実践した模擬授業と他者からの評価を受けて学習指導案を修正する 事前学修:模擬授業の成果と課題を再考する 事後学修:学習指導案を修正し仕上げる
成績評価方法
実技演習による作品・鑑賞カード30%、模擬授業・指導案50%、試験20%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
『小学校学習指導要領解説(平成29年告示)図画工作編』文部科学省(日本文教出版) 978-4-536-59011-2
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
小学校学習指導要領解説を熟読し、授業と関連する内容について予習・復習しましょう。
教員との連絡方法
直接研究室を訪ねてください。あるいはメールにて連絡してください。メールアドレス:akuni@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
小学校教諭の経験をいかし、実践的な活動を基に、小学校図画工作科の目標、内容、指導方法について指導する。