科目コード
E2162
授業科目名
社会的養護Ⅱ
担当者
吉原直樹
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
3年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
子ども理解を踏まえ、社会的養護を必要とする子ども本人への援助のみならず、家庭や地域、関係機関との連携の意義と方法、施設養護及び家庭養護の実際について理解する。また、社会的養護にかかわる相談援助の方法・技術、計画・記録・自己評価の実際を理解し、具体的な虐待防止と家庭支援が実践できる力を身につけることを目標とする。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1 子どもの理解を踏まえた社会的養護の基礎的な内容について、具体的に説明できる。
2 施設養護及び家庭養護の実際について説明できる。
3 社会的養護における計画・記録・自己評価の実際について説明できる。
4 社会的養護に関わる相談援助の方法・技術について説明できる。
5 社会的養護における子ども虐待の防止と家庭支援について説明できる。
履修上の注意事項
授業中の私語、携帯電話の使用は禁止します。配布資料は授業でのみ配布します。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 社会的養護における子どもの理解・日常生活支援・治療的支援・自立支援 ・事前学修:社会的養護の体系について復習しておく。(30分) ・事後学修:社会的養護の理念・体系について整理する。(30分)
2 施設養護の生活特性及び実際 ・事前学修:児童養護施設の概要を調べておく。(30分) ・事後学修:児童養護に関わるサービス利用までの手続きを説明できるようにする。(30分)
3 家庭養護の生活特性及び実際 ・事前学修:家庭養護での基本原理をまとめておく。(30分) ・事後学修:児童相談所との連携の方法を説明できるようにする。(30分)
4 社会的養護における支援の計画と記録及び自己評価 ・事前学修:施設養護における支援方法、及び記録の方法等の具体的業務を調べておく。(30分) ・事後学修:自立支援計画作成のポイントについてまとめる。(30分)
5 社会的養護に関わる保育の専門性に関わる知識・技術とその実践 ・事前学修:子どもと家庭への支援の方法を調べておく。(30分) ・事後学修:子どもと家庭への支援に関する事例を考察し、自分の意見を説明できるようにする。(30分)
6 社会的養護に関わる相談援助の知識・技術とその実践 ・事前学修:アドミッションケア・インケアとは何か調べておく。(30分) ・事後学修:アドミッションケア・インケアにおける支援の特徴を整理する。(30分)
7 社会的養護における家庭支援 ・事前学修:リービングケア・アフターケアとは何か調べておく。(30分) ・事後学修:リービングケア・アフターケアにおける支援の特徴を整理する。(30分)
8 社会的養護の課題と展望 ・事前学修:社会的養護におけるケア体制の具体例を調べておく。(30分) ・事後学修:子どもの権利を保障するために必要なケア体制を説明できるようにする。(30分)
成績評価方法
課題レポート100%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
保育士をめざす人の福祉シリーズ 「新版 保育士を目指す人の社会的養護Ⅱ」・辰巳隆 岡本眞幸(みらい) 9784860154943
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
使用しない
教員からのメッセージ
・座学のみならず演習形式を取り入れます。自分自身の意見を積極的に発言し、取り組みましょう。
・次回の授業範囲について予習し、専門用語の意味等を調べ理解しておきましょう。
・テキスト及び配布資料を必ず復習し、次回の授業に臨みましょう。
教員との連絡方法
質問等につきましては、メールで時間等について予め連絡・確認して下さい。
実務経験のある教員
社会福祉施設(高齢者施設等)での実務