科目コード
E2171
授業科目名
病弱児の心理・生理・病理
担当者
佐倉 伸夫/滝川 国芳
対象年度
2024
履修区分
教育課程表参照
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
小児の慢性疾患の病態生理の基本について解説し、学習及び日常生活の中で医療を必要とする子どもの支援について概説する。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
学校生活を送る病弱児の疾患数は治療の進歩とともに多岐に渡り、できるだけ多くの原因となる疾患を理解するとともに、学校活動制限を伴う病弱児については、主治医や家庭と情報共有し、適切に活動制限ができるよう学習する。さらには、突然死、けいれん、ショックなどの緊急事態に対処できるように体験学習する
(到達目標)
・病弱児の主要な疾患に関する生理・病理的特徴を理解し、説明することができる。
・学校生活の中で医療を必要とする子どもの支援について理解するとともに、支援方法については主治医家族と連携を密にし、管理指導表を基本とする活動を指導できるように学習する。
・学校生活で病弱児が起こしうる緊急事態(突然死、けいれん、呼吸困難など)について、救命救急法を学習体験する。
履修上の注意事項
※コースによって「履修区分」が違います。よく教育課程表を確認してから、履修登録を行ってください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 病弱者の教育の場(特別支援学校、小学校・中学校等) 【滝川 国芳】 事前学修:病弱教育に関連する書籍を読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
2 病弱者の病気理解と自己理解 【滝川 国芳】 事前学修:授業前に配布するレジュメを読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
3 病弱児が抱える心理社会的課題 【滝川 国芳】 事前学修:授業前に配布するレジュメを読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
4 病弱者の心理の理解と教育支援 【滝川 国芳】 事前学修:授業前に配布するレジュメを読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
5 自立活動における自己管理能力の育成 【滝川 国芳】 事前学修:授業前に配布するレジュメを読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
6 病弱児の自己管理能力育成のための情報活用 【滝川 国芳】 事前学修:授業前に配布するレジュメを読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
7 病弱者の復学支援の重要性と課題 【滝川 国芳】 事前学修:授業前に配布するレジュメを読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
8 教育と医療との連携 【滝川 国芳】 事前学修:授業前に配布するレジュメを読む  事後学修:授業内容、レジュメにより省察する
9 病弱児となる代表的小児慢性疾患の特徴 【佐倉 伸夫】
10 小児悪性腫瘍の生理・病理的特徴の理解と支援 【佐倉 伸夫】
11 小児循環器疾患(突然死関連)の生理・病理的特徴の理解と支援 【佐倉 伸夫】
12 呼吸器アレルギー疾患疾患の生理・病理的特徴の理解と支援 【佐倉 伸夫】
13 小児腎臓病の生理・病理的特徴の理解と支援 【佐倉 伸夫】
14 小児糖尿病、肥満の生理・病理的特徴の理解と支援 【佐倉 伸夫】
15 てんかんの生理・病理的特徴の理解と支援 【佐倉 伸夫】
成績評価方法
授業参加態度(30%):授業をよく聞き、積極的な受講態度で臨んでいるか。
定期試験(70%):到達目標に達しているか。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
標準「病弱児の教育」テキスト改訂版 日本育療学会(編著)(ジアース教育新社) 978-4-86371-618-6
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
各担当教員からアナウンスします。
教員との連絡方法
各担当教員からアナウンスします。
実務経験のある教員
【佐倉伸夫】
医学部の職員時代には、先天性疾患、遺伝性疾患の診療を行い、重症児者福祉医療施設の病院長時代には、脳性まひ児の診療にあたる
医学部医学科、大学院の教育指導に当たり、看護学科の教育も10数年行ってきた

【滝川国芳】
国立・県立特別支援学校勤務 県特殊教育センター勤務  県教育委員会(主任・指導主事)勤務
国立特別支援教育総合研究所(総括研究員)勤務