病弱児保育論

俵　佐和子

2024

選択

2年

後期

15回

2単位

現代社会における子どもの健康問題や症状を確認し、適切な対応を説明する。
病弱児とその家族の心身の課題を概説する。
病弱児保育概要を理解するために、グループディスカッション、プレゼンを実施する。

①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける	－
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける	◎
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける	○
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける	○
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力	○
※DP：ディプロマ・ポリシー（卒業認定・学位授与の方針）＝卒業までに身に付けるべき資質・能力

【思考】現代社会における子どもの健康問題について説明できる。
【理解】病弱児の心と身体、そしてその家族はどんな状況にあるのか理解できる。
【判断】病弱児とその家族へ適切な対応がわかる。

デスカッションまたはレポート提出していただきます。

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	ガイダンス　病弱児保育の概要　病弱児とは	事前：病弱児とは20分　事後：授業内容の振り返りを記述20分
2	病弱児とその家族　心理について	事前：病弱児とその家族の心理について20分　事後：授業内容の振り返りを記述30分
3	病弱児保育の実際　現状と課題　グループディスカッション	事前：病弱児保育の現状と課題30分　　　事後：授業内容の振り返りを記述30分
4	3回目についてプレゼン　学びの共有	事前・事後：授業内容の振り返りを記述分　60分
5	子どもの虐待の現状、早期発見に向けた対策　グループディスカッション	事前：子どもの虐待の種類と現状30分　事後：授業内容の振り返りを記述30分
6	5回目についてプレゼン　学びの共有	事前・事後：授業内容の振り返りを記述60分
7	里親制度　養子縁組、特別養子縁組	事前：里親制度、養子縁組とは30分　　事後：授業内容の振り返りを記述30分
8	かけがえのない命の誕生　自分を認める　認められる　自己理解	事前：自己理解20分　　事後：授業内容の振り返りを記述30分
9	発達障害、家族の現状　子どもと家族への支援グループディスカッション	事前：発達障害児とその家族について30分　　事後：授業内容の振り返りを記述30分
10	9回目についてプレゼン　学びの共有	事前・事後　授業内容の振り返りを記述60分
11	発達障害の理解　対応の中のリフレミングについてグループディスカッション	事前：発達障害の様々な対応について30分　事後：授業内容の振り返り記述30分
12	11回目についてプレゼン　学びの共有	事前・事後　授業内容の振り返りを記述60分
13	移動（車いす）について　不登校、心の動き、周囲との関わり、様々な立場から考えるグループディスカッション　プレゼン　学びの共有	事前：車いす移動の仕方、不登校について30分　事後：授業内容の振り返り記述30分
14	絆・愛着形成　生育歴から考える親子の関係と関わり　グループディスカッション	事前：生育歴が成長発達に及ぼす影響30分　　事後：授業内容の振り返り記述30分
15	14回目についてプレゼン　学びの共有　まとめ	事前・事後　授業内容の振り返り（学び）を記述60分

事前学習20%（次回授業終了時に提出）　事後学習30%（次回授業開始時に提出）　グループディスカッション参加状況30%　プレゼン参加状況20%
定期試験は実施しません
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード

書名・著者（出版社）	ISBNコード
子どもの保健と安全演習ブック　松本峰雄監修　ミネルヴァ書房	978-4-623-08910-9

日頃から、新聞や雑誌などの中で病気の子どもに関するニュース、病気の子どもに関する政策、取り巻く環境の問題点などを意識して読み、いろいろと考えてみてください。

担当教員は、総合病院での子どもの看護などの業務を経験している。また、地域においても親子との関わりをもち、実務経験を生かした実践知を具体的に伝える。