科目コード
E3109
授業科目名
病弱児保育論
担当者
俵 佐和子
対象年度
2025
履修区分
選択
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
現代社会における子どもの健康問題や症状を確認し、適切な対応を説明する。
病弱児とその家族の心身の課題を概説する。
病弱児保育概要を理解するために、グループディスカッション、プレゼンを実施する。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
【思考】現代社会における子どもの健康問題について説明できる。
【理解】病弱児の心と身体、そしてその家族はどんな状況にあるのか理解できる。
【判断】病弱児とその家族へ適切な対応がわかる。
履修上の注意事項
デスカッションまたはレポート提出していただきます。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス 病弱児保育の概要 病弱児とは 事前:病弱児とは20分 事後:授業内容の振り返りを記述20分
2 自分の病気の理解 事前:事後:授業内容の予習と振り返りを記述50分
3 病弱児保育の兄弟家族支援 事前:病弱児保育の現状と課題30分   事後:授業内容の振り返りを記述30分 
4 慢性疾患のある子ども1 事前・事後:授業内容の振り返りを記述分 60分
5 慢性疾患のある子ども2 事前・事後:授業内容の予習と振り返りを記述60分 
6 てんかん他各疾患の対応 事前・事後:授業内容の振り返りを記述60分
7 障害のある子どもへの具体的対応1 事前・事後:授業内容の振り返りと予習を記述60分
8 障害のある子どもへの具体的対応2 事前・事後:授業内容の振り返りを記述⑤0分
9 病弱児の食事支援 事前・事後:授業内容の振り返りを記述60分
10 環境の構造化1 事前・事後 授業内容の振り返りを記述60分
11 環境の構造化2 事前:発達障害の様々な対応について30分 事後:授業内容の振り返り記述30分
12 対応の工夫 事前・事後 授業内容の振り返りを記述60分
13 移動(車いす)について 不登校、心の動き、周囲との関わり、様々な立場から考えるグループディスカッション プレゼン 学びの共有  事前:車いす移動の仕方、不登校について30分 事後:授業内容の振り返り記述30分
14 絆・愛着形成 生育歴・母子手帳の工夫から考える親子の関係と関わり 1 事前:生育歴が成長発達に及ぼす影響30分  事後:授業内容の振り返り記述30分
15 ミニテスト まとめ 事前授業内容の振り返り(学び)を記述60分
成績評価方法
学習への取組(グループディスカッションへの参加状況など)40% 提出物40% ミニテスト20%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
子どもの保健と安全演習ブック 松本峰雄監修 ミネルヴァ書房 978-4-623-08910-9
教員からのメッセージ
日頃から、新聞や雑誌などの中で病気の子どもに関するニュース、病気の子どもに関する政策、取り巻く環境の問題点などを意識して読み、いろいろと考えてみてください。
教員との連絡方法
実務経験のある教員
担当教員は、総合病院での子どもの看護などの業務を経験している。また、地域においても親子との関わりをもち、実務経験を生かした実践知を具体的に伝える。