科目コード
E3110
授業科目名
発達障害カウンセリング論
担当者
加藤弘美
対象年度
2025
履修区分
選択
開講期
3年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
講義前半は、乳幼児期を中心に発達障害のある子どもの子育てや障害受容の過程について、また保護者との相談や保育現場における支援について説明をします。後半では、発達障害を抱えた子どもの発達の過程や生活上の困難感について、支援者としてどのように理解し、関わればよいのか、教育現場における支援のあり方について考えを深める授業を行います。
DPとの関連
①平和を希求し、その教育に努め、幸せな人生を創造しようとする力を身につける
②人間愛のもと、ケアすることの意義を教育・保育の専門性において学び、専門的な知識・技術との統合を図る力を身につける
③修得した専門的な知識・技術を活用し、教育者・保育者として実践する力を身につける
④教育・保育者として、子どもの育ちや学びに関わる問題について時代の変化を見通して研究し、新たな価値の創造を図る力を身につける
⑤社会との連携を図り、人々の教育的・保育的ニーズや社会的ニーズに応えることができる力
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
①障害特性が把握されるまでの子育て、支援の現状について理解し、説明をすることができる。
②障害の診断・告知から受容までの過程、保育現場における子育て支援について理解し、説明をすることができる。
③発達障害の特徴、その困難さについて理解し、支援者としてのかかわり、教育現場における支援のあり方について考えることができる。
履修上の注意事項
教科書、配布資料は毎回持参すること。授業内に課すミニレポート等は、評価対象となるので必ず取り組むこと。なお、授業中の私語、スマホの使用等迷惑行為は禁止します。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 発達障害の診断・告知、障害を抱える子どもの子育て 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
2 障害を抱える子の保護者を理解する〜わが子の障害受容の過程 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
3 障害を抱える子の保護者を理解する〜支援者として親に関わるうえで踏まえたいこと 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
4 発達障害のある子どもの育児を支援するシステム~ 支援の入り口としての乳幼児健診、子育てを支える乳幼児健診 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
5 保育園・幼稚園における支援 ~巡回相談と保護者支援 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
6 コンサルテーションと保護者との関係づくり 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
7 就学移行期の相談と学童期における支援 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
8 カウンセリングの技術 ~聴くスキル 、保護者対応の重要性とポイント、授業のまとめ 事前に配布される課題に取組み、授業時に持参すること。事後には、授業資料を読み返し、授業内容の要点をシートにまとめること。
成績評価方法
期末試験(60%)、ミニレポート(40%)
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
指定しない
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
発達障害のある子と家族の支援・中田洋二郎 (学研プラス) 978-4058009024
教員からのメッセージ
講義後には、毎回の授業で取り上げる一つ一つの事柄を自分との関わりで考えてほしい。  
教員との連絡方法
オフィスアワー、またはその他の時間帯(電子掲示板にて事前連絡要)に研究室へ訪問すること。
実務経験のある教員
心理士として発達障害の子ども、親の相談に携わった実務経験をもつ教員が、発達臨床的な視点から相談のあり方を解説する。学校・保育現場におけるカウンセリングの基本的な知識を身につけさせる。