科目コード
G6013
授業科目名
精神障害者の生活支援
担当者
今井 裕介
対象年度
2024
履修区分
選択
開講期
1年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
精神科医療および精神保健福祉の理解のため、精神障がい者への歴史的変遷を学修する。そして精神障がい(疾患)の基盤となる知識を学んだ上で、精神科医療および精神保健福祉について近年の動向と知見から、精神障がい者の生活支援について今後のあり方を考える。
DPとの関連
①研究者、教育者、又は高度の専門職業人として保健学関連領域における研究課題を発見し、分析・評価し、科学的根拠を探求して新たなケア技術やシステムを創出できる研究力
②地域社会での質の高いケアの提供のため、自身がリーダーシップをとり、異なった専門的背景をもつ専門職と、同じ目標に向けて連携していくためのファシリテーション能力
③保健学の専門的な学術理論と実践の融合を図り、社会に対して新たな知見を提案できる能力
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.精神医療と精神保健福祉の現状と課題を整理し理解する。
2.精神障がい(疾患)など、各概念と歴史的変遷について、時代や社会との関連から理解し、知識を修得する。
3.精神障がい者のリカバリーについて理解する。
履修上の注意事項
講義内容についてディスカッションを行います。積極的な参加を望みます。また、事前に指定した文献をまとめ、講義内で発表していただきます。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 精神障害(疾患)の概要 統合失調症等 事前:統合失調症・気分障害の症状について調べておく(120分) 事後:統合失調症・気分障害の症状について整理する(120分)
2 日本における精神医療および精神保健福祉の課題 事前:テキストP30~41まで読む(120分) 事後:精神障害者福祉の歴史についてまとめる(120分)
3 日本における精神障害者福祉の歴史について 事前:テキストP101~115まで読む(120分) 事後:精神障害者に係る施策の動向に影響を与えた各種事件についてまとめる(120分)
4 精神障害者の生活特性について 事前:テキストP134~149までを読む(120分) 事後:精神障害者の生活特性についてまとめる(120分)
5 精神障害者への支援について(ソーシャルスキルトレーニング) 事前:ソーシャルスキルトレーニングについて調べる(120分) 事後:ソーシャルスキルトレーニングの効果についてまとめる(120分)
6 精神障害者のリカバリーについて 事前:テキストP223~235まで読んでおく(120分) 事後:リカバリーについてまとめる(120分)
7 当事者研究について 事前:当事者研究について調べる(120分) 事後:当事者研究についてまとめる(120分)
8 精神障害者支援支援に求められることについて 事前:これまでの講義について関心のある事項についてまとめる(120分) 事後:精神障害者支援について求められることについてまとめる(120分)
成績評価方法
演習での活動50%、課題発表50%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
精神保健福祉の原理【日本ソーシャルワーク教育学校連盟編集】(中央法規)資料を適宜配布します。 978-4-8058-8256-6
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
*授業内において適宜紹介します。
教員からのメッセージ
映像を用いることもあります。積極的な発言を求めます。
教員との連絡方法
講義後に質問を受け付けます。また、E-mailも活用してください。
実務経験のある教員
精神科病院にて精神障害者の方に対する支援、ソーシャルワークを行った教員が担当します。
精神障害者支援について理解することで、精神障害者が置かれている社会的状況をより理解、把握する力の獲得を目指します。