科目コード
G6032
授業科目名
理学療法とメンタルヘルスケア
担当者
甲田 宗嗣
対象年度
2025
履修区分
選択
開講期
1年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
理学療法は身体の障害に対し適応されることが一般的であるが、慢性疼痛などでは身体の障害とメンタルヘルスの障害を切り離してとらえることが必ずしも合理的とはいえない。また、近年、理学療法、特に運動療法がメンタルヘルスケアに有効であるという研究報告が増えてきた。この講義では、システマティック・レビューや研究論文などを通じ、理学療法とメンタルヘルスケアの動向を論ずる。
DPとの関連
①研究者、教育者、又は高度の専門職業人として保健学関連領域における研究課題を発見し、分析・評価し、科学的根拠を探求して新たなケア技術やシステムを創出できる研究力
②地域社会での質の高いケアの提供のため、自身がリーダーシップをとり、異なった専門的背景をもつ専門職と、同じ目標に向けて連携していくためのファシリテーション能力
③保健学の専門的な学術理論と実践の融合を図り、社会に対して新たな知見を提案できる能力
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・英語のシステマティック・レビューや研究論文を読解できる。
・システマティック・レビューや研究論文の研究デザインを理解し、説明できる。
・システマティック・レビューや研究論文をもとに議論を深めることができる。
履修上の注意事項
事前に、提示する論文を可能な範囲で抄読してください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 理学療法とメンタルヘルスケアの概観 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://doi.org/10.1093/ptj/pzac102
2 理学療法士は慢性腰痛患者の精神・心理的要因を認識できるか 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://doi.org/10.1093/ptj/pzy012
3 精神・心理的要因を考慮した運動器慢性疼痛に対する理学療法の進歩 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://doi.org/10.1093/ptj/pzy024
4 精神・心理的要因を考慮した理学療法の実践方法 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://doi.org/10.1093/ptj/pzad048
5 うつ病を合併した職業関連運動器障害に対する理学療法 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2012.4182
6 統合失調に対する理学療法を含めた学際的介入 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://doi.org/10.2522/ptj.20110218
7 理学療法士は認知症ケアに関わることをどのように捉えているか 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://doi.org/10.1093/ptj/pzac010
8 レジスタンストレーニングが認知機能に影響する可能性 【甲田 宗嗣】 論文抄読と関連領域の学習4時間。https://doi.org/10.1093/ptj/pzaa013
成績評価方法
文献抄読と議論の内容から評価する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
論文抄読を通じ、受講者と共に理解を深めたいと思います。
教員との連絡方法
kota@hcu.ac.jpにメールしてください。
実務経験のある教員