科目コード
N12213
授業科目名
国際保健学
担当者
武田留美子/原田耕志/酒井知恵子/甲田宗嗣/戸谷敦子/宋芳
対象年度
2025
履修区分
選択
開講期
4年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
看護職者としてのグローバルな視点を身につけるために国際協力活動事例,国際的な健康状況や保健政策やリハビリテーション,看護実践について学修する。日本に暮らす外国人だけではなく,諸外国に住む日本人への看護支援,発展途上国などで看護活動をすることがこれからの看護で求められている。そのためには,外国の文化や習慣、宗教など異文化への理解を深める「多文化共生」,対象者の文化に敏感になり理解し対応する「異文化看護」の姿勢が必要である。本講義ではこれらの姿勢を身につけるための基盤を学修する。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
看護職者として国際保健領域の実践に結びつけることができるように,国際保健の諸課題を理解するとともにどのように取り組み,行動すべきかを講義や議論ならびにプレゼンテーション等を通して培っていくことを目的とする。
履修上の注意事項
各専門領域の教員がオムニバスで講義を行い,講義ごとに課題を課す。
教科書は使用せず,資料を配布する。
グループワークには積極的に参加する。
授業中の迷惑行為(途中入退室,私語,騒音など)は慎むこと。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション(国際協力とは何か) 【戸谷敦子】
2 主権国家と国際社会1 【戸谷敦子】
3 主権国家と国際社会2 【戸谷敦子】
4 主権国家と国際社会 【戸谷敦子】
5 国際協力の現場 【戸谷敦子】
6 中間のまとめと振り返り、プレゼンテーション1 【戸谷敦子】
7 国際保健学総論 国際保健とは(学ぶ意義と対象者及び機関) 【武田留美子】
8 国際保健学各論①欧米各国の保健政策 【武田留美子】
9 国際保健学各論②ジョスリン糖尿病センター(ボストン)でのメディカルスタッフの役割 【酒井知恵子】 授業の概要、ポイントを再確認し,知識の習得に努める。
10 国際保健学各論⓷フィリピンでの糖尿病予防(JICA) 【酒井知恵子】 授業の概要、ポイントを再確認し,知識の習得に努める。
11 国際保健学各論⓸戦争とリハビリテーション 【甲田宗嗣】
12 国際保健学各論⑤リハビリテーションとノーマライゼーション 【甲田宗嗣】
13 国際保健学各論⑥グローバルメンタルヘルス 【宋芳】
14 国際保健学各論⑦健康を取り巻く世界情勢と国際看護  【原田耕志】 国際的な観点から看護を見直してください
15 国際保健学各論⑧国際協力と看護  【原田耕志】 国際協力に携わっている看護師について確認してください
成績評価方法
課題・発表等(各講義分合わせて):45%,期末試験(課題):55%  
各講義の課題,グループワーク,最終試験(課題)で総合して評価する。
ただし,受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
グローバルな視点から看護をみつめることで看護そのものの幅や知識も深まります。一緒に学んでみましょう。
教員との連絡方法
戸谷敦子(子ども教育学科),甲田宗嗣(リハビリテーション学科)
原田耕司/酒井知恵子/武田留美子/宋芳(看護学科)
実務経験のある教員
国際協力の経験ある教員が現場の状況を反映した講義を行います。