科目コード
N12326
授業科目名
災害看護学
担当者
寺田英子
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
国内外で多発する様々な災害による人々の生活や健康への影響、災害医療と看護の概念を理解し、看護専門職として適切な看護を提供できる実践力を身につける。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
災害サイクル各期における災害看護活動の知識・技術を習得し、活動の現場別の看護や対象に応じた看護の展開において、適切な看護を提供するための実践力を身につける。
履修上の注意事項
1.講義は指定の教科書を中心に行いますので、講義内容の範囲を熟読して臨んでください。
2.災害は他人事ではありません。災害関連の情報に関心をもち、自己の危機管理意識の向上に努めてください。
3.講義の内容上、災害画像を多く使用します。災害画像を見るのはつらいと感じたり、気分がすぐれないなど体調の変化を感じたらすぐに申し出て下さい。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス 災害看護学を学ぶにあたって/災害とは何か/災害事例の紹介 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
2 災害医療の基礎知識①災害の定義・災害の種類と健康被害・災害医療の特徴 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
3 災害医療の基礎知識②災害サイクルから考える災害医療・わが国の災害医療提供体制・多職種連携 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
4 災害看護の基礎知識:災害看護と法制度・災害看護の定義と役割・災害看護の対象・災害看護の特徴と看護活動 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
5 災害サイクルに応じた看護活動(急性期・亜急性期) 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
6 トリアージ演習 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
7 災害サイクルに応じた看護活動(慢性期・復興期・静穏期) 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
8 被災者特性に応じた看護活動の展開 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
9 災害とこころのケア 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
10 救援者のストレスとこころのケア 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
11 災害と国際協力(看護とグローバル化・世界の災害と難民の現状) 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
12 国際救援活動の基本(行動規範・スフィアスタンダード) 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
13 避難所における看護活動の実際 【寺田】 テキストの該当範囲を熟読して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
14 避難所運営机上シミュレーション① 【寺田】 学んだ全ての範囲を復習して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
15 避難所運営机上シミュレーション② 【寺田】 学んだ全ての範囲を復習して臨むこと。授業の最後に気づきや感想を小レポートとしてまとめて提出すること。
成績評価方法
試験80% 授業態度および小レポート20% 
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
災害看護学・国際看護学:竹下喜久子編(医学書院)
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
災害大国である日本において、看護専門職として一人ひとりが災害対応できるスキルをもつことは、一人でも多くの命を救い守るために大変重要です。また、国内だけでなく世界情勢にも目を向け、グローバルな視点で災害時の看護のあり方を考えられるよう学んでいきましょう。
教員との連絡方法
質問や相談は授業終了時に申し出てください。
実務経験のある教員
東日本大震災や平成28年熊本地震、たびたび発生する九州地方の水害や広島県の土砂災害、令和6年能登半島地震などの現場で、災害看護専門看護師として現場活動を実践してきました。実際の活動で得た知見をもとに講義します。災害看護について、ぜひ一緒に考えましょう。