科目コード
N12338
授業科目名
研究方法論
担当者
矢野美紀/看護学科教員
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
研究プロセスである研究課題・研究計画・データの収集方法・データ分析・論文作成・発表に関する基礎知識と方法について学び、看護を探求し、看護現象を科学的・客観的にとらえる看護研究の基盤を学修する。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.研究プロセス(計画・実施・データ分析・論文作成・発表)が説明でき、科学的な思考について説明できる。2.文章の検索方法がわかり、検索することができる。
3.研究デザインがわかり、研究課題の絞り方と研究方法について理解することができる。4.倫理的配慮の必要性がわかり、倫理申請の方法を理解することができる。
5.データの収集方法、データの分析方法がわかる。6.量的研究と質的研究が理解できることができる。7.研究論文作成の基礎となる記述方法がわかる。
8.プレゼンテーションができる。
履修上の注意事項
授業で使用する教材(印刷物)は、当日又は事前に配布します。文献を各自読んでまとめる課題があるので、興味のある研究については、積極的に医学中央雑誌等でWEB検索し、ダウンロードして読む習慣を身に着けてください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 研究方法の概要・学術論文の種類と構成 【矢野】
2 検索方法 【矢野】
3 倫理的配慮と倫理申請の方法 【矢野】
4 データの収集方法・分析方法およびまとめ方 【矢野】
5 量的研究・質的研究・実験研究の方法と分析 【矢野】
6 論文の記述方法 【矢野】
7 基礎看護学領域に関する研究の実際 【松原】
8 成人看護学領域に関する研究の実際 【後藤】
9 老年看護学領域に関する研究の実際 【武田】
10 小児看護学領域に関する研究の実際 【藤原】
11 母性看護学領域に関する研究の実際 【山田】
12 在宅看護学領域に関する研究の実際 【風間】
13 公衆衛生における分野の研究の実際 【丸上】
14 精神看護学領域に関する研究の実際 【村木】
15 プレゼンテーションの方法・まとめ 【矢野】
成績評価方法
最終的な成績判定は、期末試験結果(80%)、小テスト又は課題及びその他受講態度等(20%)で総合判定する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
黒田裕子の看護研究Step by Step 第6版 黒田裕子(医学書院) 978-4-260-05265-8
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
講義で配布する資料はファイルし、保管してください。
教員との連絡方法
①矢野;e-mail:yano@hcu.ac.jp ②7回~14回の講義に関しては、各担当教員の指示に従ってください。
実務経験のある教員
本科目は、看護体系を網羅する全領域代表教員9名の教員から構成される。教育・研究経験は、学士過程にとどまらず本学の大学院教育に携わる現役や前任校における大学院での指導経験が豊富である。教員自身も修士号や博士号を取得しており、最新の理論や研究成果を用いて研究方法の魅力と醍醐味を伝承する。