科目コード
N22206
授業科目名
病因・病態学I(総論)
担当者
嶋本文雄
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
病因・病態学Iでは、病気(疾病)の病因(原因)とその成り立ちについて学ぶ病理学を学ぶ。疾病の成り立ちについて理解しておくことが、健康、その予防さらに患者さんを看護する際、医療で一番重要でかつ必須である。病理学的な細胞組織、臓器の傷害による変化、修復、再生、循環障害、炎症、免疫・アレルギー、腫瘍等疾病の基本的な総論を学び、病気の成り立ちを学習する。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
人間に発生する病態は、同じ病名であっても、個人によってすべてことなり、からだの中でどのような病態が発生しているかを、考えるこ
とができる能力を学修する。
履修上の注意事項
解剖学、生化学、生理学等の基礎医学の集大成である病因・病態学(病理学)を取得するという自覚をもって講義に出席して、
将来の責任のある医療に従事する能力を身につける。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 病気と病理学の関係を学ぶ。病気とはなにか。 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
2 老化と死について(老化現象と病気の関係) 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
3 細胞障害による細胞の変化(変性、壊死、アポトーシス、萎縮) 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
4 細胞増殖と分化(肥大と過形成) 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
5 再生と化生 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
6 創傷、修復(肉芽組織、瘢痕)、損傷の治癒、器質化 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
7 炎症の外因と内因、急性炎症 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
8 慢性炎症(特徴、間質性肺炎、マクロファージ、増殖性炎) 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
9 増殖と肉芽組織、 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
10 免疫とその異常、難病(自己免疫疾患) 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
11 アレルギー、循環系のしくみ、止血、微小循環(充血、うっ血、水腫) 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
12 虚血、血栓、塞栓、梗塞 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
13 全身循環障害、先天的異常、感染症 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
14 環境による病気、腫瘍(良性腫瘍、悪性腫瘍) 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
15 がんの自然史、癌遺伝子、生活習慣 事前学習:当日の講義の範囲の教科書を読んでくる。 事後学習:小テストで理解できなかった項目をもう一度教科書確認する。
成績評価方法
定期試験(80%)並びに小テスト(20%)
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
疾病の成り立ちと回復の促進 病理学、 メジカルフレンド社 978-4-8392-3413-3
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
パワーアップ問題演習病理学  監修堤寛  サイオ出版 9784907176723
教員からのメッセージ
はじめは、なかなか、むつかしい講義と感じるので、教科書を必ず1回読むこと。医学の面白さを味あうことができます。
国家試験でもこの領域を理解しておけば、数年後の国試対策に苦労はなくなります。
教員との連絡方法
在室の時(火、水、金)はいつでも対応します。
実務経験のある教員
大学病院、公立病院で、病理医として、病理診断、臨床研究(消化器癌の組織発生、動物実験)をしているので、卒論で興味のある人は来てください。