科目コード
N22316
授業科目名
地域・在宅看護論
担当者
武田留美子
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
域・在宅看護の変遷やその社会背景をはじめ、地域・在宅看護の目的・基本的な理念や関連する概念、原理原則を学ぶ。地域・在宅看護の対象者の特性と支援のあり方、ならびにその支援の基盤となる訪問看護制度を学ぶ。さらに、在宅ケアにおけるケアマネジメントや地域包括ケアシステムの基本、関係機関・職種との連携の必要性、社会資源を学ぶ。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
地域・在宅看護の対象者の特性とその支援の基本を理解できる
地域・在宅看護における制度や社会資源について理解できる
地域・在宅看護におけるケアマネジメントや関係機関・関係職種間の連携を理解できる。
訪問看護制度の基本を理解できる。
履修上の注意事項
基本、講義ごとに課題を課します。特に14回目の講義は、事前に作成した課題をもとにグループワークと発表を行いますので、講義参加には課題の持参が必須です。
学習環境を損ねる行為(私語等)は、1回注意しても改善が見られない場合、退出を促します。その場合の講義は欠席とします。


授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 ガイダンス / 在宅看護の概念① -在宅看護の背景/在宅看護の基盤/地域療養を支える在宅看護の役割・機能- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
2 在宅看護の概念② -在宅看護を展開するための基本理念/在宅看護における倫理- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
3 在宅療養者と家族の支援① -訪問看護の対象者/ 在宅看護の対象者と在宅療養の成立要件- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
4 在宅療養者と家族の支援② -在宅療養の場における家族のとらえ方/ 在宅療養者の家族への看護- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
5 地域包括ケアシステムにおける在宅看護① -地域包括ケアシステム- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
6 地域包括ケアシステムにおける在宅看護② -療養の場の移行に伴う看護/ 地域包括ケアシステムにおける多職種・多機関連携- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
7 地域包括ケアシステムにおける在宅看護③ -在宅看護におけるケアマネジメント- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
8 中間テスト  地域療養を支える制度①-社会資源の活用/医療保険制度/後期高齢者医療制度- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
9 地域療養を支える制度②-介護保険制度/生活保護制度- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
10 地域療養を支える制度③-障害者に関連する法律/難病法- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
11 地域療養を支える制度④-子どもの在宅療養を支える制度と社会資源/ 在宅療養者の権利を擁護する制度と社会資源/高齢者施策- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
12 在宅療養を支える訪問看護① -訪問看護の特徴/ 在宅ケアを支える訪問看護ステーション- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)、事後学習:テキストと講義資料の熟読と課題提出(80分)
13 在宅療養を支える訪問看護②-訪問看護サービスの展開その1 (訪問看護における看護過程の特徴/訪問看護過程の実際)- 【武田留美子】 事前学習:テキスト該当範囲の通読(20分)教科書の熟読(10分)事後学習:訪問看護ステーション立ち上げパンフレット作製(90分)
14 発表 自分たちが作った訪問看護ステーション発表 【武田留美子】 事前学習:訪問看護ステーション立ち上げパンフレット作製(90分)事後学習:学修内容の整理,発表のまとめと課題提出(20分)
15 地域・在宅看護のまとめ・振り返り 【武田留美子】 事前学習:授業資料の整理と今までの授業での振り返り(30分) 事後学習:振り返りをもとに復習(60分)
成績評価方法
定期試験70%、課題レポートおよび講義時間内でのワークシート・小テスト30%


ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
地域・在宅看護の基盤/河原加代子(医学書院) 978-4-260-04689-3
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
講義ごとに課題を課します。特に14回目に持参する課題は配点を高くしており、楽しく取り組んでもらいたいです。
抽象的な内容が多くまた制度の学修が必須ですので、しっかり復習してください。
この講義を通じて、一人でも在宅看護に興味を持ってくれることを期待しています。
教員との連絡方法
C-Lerning
実務経験のある教員
在宅の経験のある教員が教授します