科目コード
N22329
授業科目名
精神保健看護方法論
担当者
村木士郎  今坂鈴江
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
精神保健看護学概論・理論を基盤として,精神障害のある対象への看護過程、治療的対人関係形成、地域支援についての演習を行う。
DPとの関連
①平和を希求する姿勢を身につける
②豊かな教養を身につける
③高い倫理観と責任感、他者との信頼関係を築き協働できる能力を身につける
④看護専門職者としての役割を認識し、看護の実践に活用するための専門的知識を身につける
⑤地域に生活している人々に対して深い関心と理解する姿勢を身につける
⑥自らの学びを通じて人々や地域社会に積極的に関わり貢献しようとする意欲を身につける
⑦多様な保健医療福祉の場での多職種との連携で、看護専門職として機能を発揮する能力を身につける
⑧社会情勢や人々の健康に関する課題に沿った看護のニーズを意欲的に探究する姿勢を身につける
⑨異なる文化や多様な考えを受け入れ、看護職者としての価値観を形成する能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.精神障害のある対象の事例からオレム・アンダーウッドモデルを用いた情報整理とアセスメントを行い,看護過程を展開できる。  
2.地域精神医療と社会福祉の観点から生活する精神障害者の支援について述べられる。
履修上の注意事項
講義中にレポート作成の時間をつくります。授業に集中して取り組むこと。講義日によっては終了前に小テストを実施し、点数を加点していきます。小テスト点とレポート点の合計点、全評価の(40%)は、再試験の際も評価を維持します。提出遅れや内容不足のレポートは受理(加点)しません。レポート内容を充実させ、提出遅れがないように注意してください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 セルフケアモデルと「Bio/Psycho/Socialモデル」 【村木士郎】 授業終了前にC-ラーニングにて講義内容についての小テストを実施する。
2 事例を用いた看護過程の展開(1)事例紹介・情報収集 【村木士郎】 講義中にレポート作成の時間をつくる。次回の講義開始直後にレポートを提出する。
3 事例を用いた看護過程の展開(2)精神症状の査定 【村木士郎】 講義開始直後に前回レポートの提出。記載内容を確認する。
4 事例を用いた看護過程の展開(3)セルフケア状態の査定 【村木士郎】 講義開始直後に前回レポートの提出。記載内容を確認する。
5 事例を用いた看護過程の展開(4)BPS統合・看護の方向性の検討 【村木士郎】 講義開始直後に前回レポートの提出。記載内容を確認する。
6 事例を用いた看護過程の展開(5)看護計画 【村木士郎】 講義開始直後に前回レポートの提出。記載内容を確認する。
7 事例を用いた看護過程の展開(6)まとめ 【村木士郎 】 講義開始直後に前回レポートの提出。記載内容を確認する。
8 精神科病棟における看護-治療的環境と人権 【村木士郎】 授業終了前にC-ラーニングにて講義内容についての小テストを実施する。
9 精神科看護における治療的人間関係 【村木士郎】 授業終了前にC-ラーニングにて講義内容についての小テストを実施する。
10 地域精神医療・福祉における社会資源(1) 【村木士郎】 授業終了前にC-ラーニングにて講義内容についての小テストを実施する。
11 地域精神医療・福祉における社会資源(2) 【村木士郎】 授業終了前にC-ラーニングにて講義内容についての小テストを実施する。
12 事例を用いた退院支援の展開 退院後のイメージ 【今坂鈴江】 授業終了前にC-ラーニングにて講義内容についての小テストを実施する。
13 精神科医療における多職種連携 【今坂鈴江】 授業終了前にC-ラーニングにて講義内容についての小テストを実施する。
14 精神障害者の理解を深める「視覚教材」(1) 【村木士郎】 講義終了後にレポート(視聴メモ・感想・考察)を提出する
15 精神障害者の理解を深める「視覚教材」(2) 【村木士郎】 講義終了後にレポート(視聴メモ・感想・考察)を提出する
成績評価方法
期末試験(60%)、レポート・小テスト(40%)
再試験を実施する場合、再試験(60%)ととし、レポート・小テスト(40%)の評価は維持する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
精神看護学②精神障害をもつ人の看護 渡邉博之・岩崎弥生編集(メヂカルフレンド社) 978-4-8392-3306-8
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
精神疾患(統合失調症・気分障害)の症状や病態生理や薬物療法を復習してから演習に参加すること。後期からの臨地実習で実践できるように学習すること。事例から得た情報についてアセスメントする能力が必要です。
教員との連絡方法
C-ラーニング「連絡・相談」 あるいは muraki@hcu.ac.jp(村木士郎) imasaka@hcu.ac.jp(今坂鈴江)
実務経験のある教員
精神科での看護師経験や臨床場面での体験を活かし、看護過程の展開や退院支援についての教育を行う。