科目コード
R24101
授業科目名
建学の精神
担当者
古澤 敏昭 ・ 和田 藍子 ・ 近藤 貞子 ・ 田中 八千世
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
15回
単位数
2単位

授業の概要
[古澤 敏昭(8回)] 「心技一体」とは、知識及び技術・技能は勿論、精神的にも豊かで健全なる身体を備え、心・技・体が一体となって成長することにより、三位渾然とした幅広い知識と能力、博愛精神・人間愛に満ちた慈愛を持ち、協力し創造する喜びと感動を求めて努力を惜しまない人材となりうることを学ぶ。
[和田 宗汎(4回)〈茶道〉] 誰でも持っている優しい心づかい、感動する心、そうした心をより豊かに育み、人間としての感性を大切に自分を高めていくことを目的として、広島の地で四百年近くその道統が守り伝えられている上田宗箇流茶道を通じて、茶の湯の心の在り方、その作法を学ぶ。
[近藤 貞子(3回)〈華道〉] 伝統文化として代々受け継がれてきた華道を通して、自然の中で育まれている植物を観察し出生を知り、歴代宗匠の教の中から和の精神を学ぶ。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
より良い技術とは技術力のみではなく、それを用いる人とその健康な体が調和されて社会にとって貢献しうる技術となることを体系的に理解し、説明することができる。
履修上の注意事項
各教員によって授業形態が異なり、「茶道」および「華道」については少人数での実施が望ましいため、クラス編成をした上での授業となります。詳細は別途指示します。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 本質のとらえ方:・本質のとらえ方の体験学習 ・考え方のポイント(本質とは/中心とは/最重点とは) 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
2 問題点の発見と手法:各種の手法と考え方 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
3 問題点のとらえ方:・現状分析 ・あるべき姿(仮説の設定) 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
4 問題点のとらえ方:問題点の指摘(あるべき姿と現状分析によるギャップ) 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
5 問題点のとらえ方:改善方法により「ムダ・ムリ・ムラ」を意識する 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
6 問題を改善するのは人である:・精神状態、考え方 ・生産性とは(精神状態/ヨーロッパ生産性機構) 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
7 人間は考え方により行動がある:人間性とは/社会貢献とは/創造とは/豊かな心とは/幸とは 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
8 人間関係/コミュニケーション:・報告、連絡、相談(ホウ、レン、ソウ) ・調和、啓発、創造 ・組織とは 【古澤(敏)】 レポート課題または講義の復習(4時間)
9 いけ花の成立 【近藤】 レポート課題または講義の復習(4時間)
10 華道が伝統文化(生活文化)として受継いできたもの 【近藤】 レポート課題または講義の復習(4時間)
11 現代の生活環境といけ花 【近藤】 レポート課題または講義の復習(4時間)
12 はじめに 茶道について 茶の湯の心 人への思いやり もてなしの心と工夫・知恵 お茶の効用 【和田】 レポート課題または講義の復習(4時間)
13 茶道とのふれあい 茶室での立ち居振る舞い 基本姿勢 あいさつ 客の心構え・作法 もてなす側の心配り 【和田】 レポート課題または講義の復習(4時間)
14 席入り 客作法 お茶を点てる 点て出し作法 お菓子・お茶をいただく 【和田】 レポート課題または講義の復習(4時間)
15 まとめ お茶会を開く お茶会に参加する 【和田】 レポート課題または講義の復習(4時間)
成績評価方法
レポート100%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
使用しない
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
【和田】 希望者には和風堂の見学をお勧めします(要予約)。※茶道(演習)の際には必ず白のソックスを持参する事。
【近藤】 植物をよく観察すること。
教員との連絡方法
実務経験のある教員