科目コード
R24135
授業科目名
栄養学・生化学
担当者
三好 真理 ・ 村本 圭子
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
2年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
近年、栄養学の重要性がリハビリテーションの分野で認知されるようになり、その成果が期待されている。栄養学を学ぶには基礎となる生化学の基礎的知識を理解して、栄養学やリハ栄養を学修する必要がある。栄養学の基礎は、栄養素の消化と吸収、エネルギー産生過程など、ライフサイクルにおけるライフステージ別の食事、食生活などである。医療にかかわる者としての栄養学、栄養管理の基礎的概念を基に、栄養障害の概要から健康・疾患リスクへの影響、栄養療法などを学ぶ。また、栄養サポートチーム(NST)など多職種連携による患者への適切な栄養管理の重要性についても理解をする。
DPとの関連
①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
①生命現象の制御、生体の維持メカニズムについて理解するために生化学を学び、各栄養素の役割について理解する。
②健康の維持・増進や疾病の治療と栄養素摂取の関係について理解することにより、身体機能の改善に役立てる。
③リハ専門職として栄養管理における多職種連携の重要性を理解して、臨床において支援・活用できる基礎を理解する。
履修上の注意事項
配布資料は、印刷か、C-learningで行います。印刷の場合には、予備配布を行いませんので、紛失、欠席の場合には各自の責任において、他の学生からコピー等をもらってください。なお、講義を欠席した場合には、確認テストや課題が実施できないため評価点に影響しますので、できる限り出席してください。出席確認は、C-learningで行います。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション 生化学・栄養学をなぜ学ぶのか? 【三好】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
2 生化学に必要な基礎科学 【三好】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
3 タンパク質とアミノ酸 【三好】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
4 酵素・ホルモン 【三好】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
5 糖質・脂質の代謝 【三好】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
6 ビタミン 【三好】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
7 消化と吸収 【三好】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
8 エネルギー代謝 【村本】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
9 運動と栄養 【村本】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
10 リハビリテーションと栄養 【村本】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
11 ライフサイクルと栄養評価 【村本】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
12 主な病態の栄養管理 【村本】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
13 静脈・経腸栄養法 【村本】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
14 栄養と摂食嚥下 【村本】 事前:授業予定範囲のテキスト箇所に目を通し予習 事後:要点チェックで復習を行い次週までに覚える。
15 総括 【三好】 講義内容の復習(要点チェックの総復習)
成績評価方法
期末試験、レポート課題(70%)、講義内の確認テストや課題(30%)として評価します。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
リハベーシック生化学・栄養学 第2版・内山靖・藤井浩美・立石雅子 編(医歯薬出版) 978-4-263-26756-1
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考資料としてプリントを配布します。
教員からのメッセージ
教科書の内容に合わせて講義を進めます。テキストの内容は、見開き2ページでまとめられていますので、繰り返し学習してください。栄養学には興味があっても生化学は苦手という人も、苦手意識をなくして挑戦しましょう。栄養学がより理解しやすくなります。栄養学の内容も個人の健康管理からリハビリテーションとの関連、病態栄養など専門的な分野まで幅広く解説しますのでしっかり取り組んでください。
教員との連絡方法
講義終了後にお声掛けください。
実務経験のある教員