科目コード
R24152
授業科目名
老年期障害学
担当者
藤井 紀文
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
わが国においては、医療に限らずあらゆる分野で高齢化の問題を避けることはできない。これからは病気になったら治療するのではなく、病気にならないように日頃から取り組むことも不可欠となる。そのため、本講では加齢に伴う身体・精神・心理機能の変化を学ぶとともに、老年症候群などの高齢期に生じやすい疾病・障害について、病因や分類、病態、評価、診断、治療、高齢者の心理・社会的側面などについて幅広く学修する。本講義では、授業内容に沿った症例や課題を提示し、グループワークおよびPBLを行う。
DPとの関連
①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
高齢者にリハビリテーションを実施するための基本的な知識を理解する。
安全なリハビリテーションを実施するためのリスク管理などを理解する。
履修上の注意事項
配布資料は再配布しません。紛失した場合は、各自の責任において、他の学生からコピー等をしてもらってください。
授業中の私語、携帯電話・スマートフォン・タブレット端末の使用は禁止します。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 老年学とは 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
2 高齢者とは 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
3 高齢者には何が必要か 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
4 高齢者に対し私たちは何ができるか 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
5 フレイル、サルコペニア 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
6 MCI、認知症 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
7 うつ病 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
8 転倒、骨折 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
9 栄養障害 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
10 摂食嚥下障害 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
11 排泄障害 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
12 生活習慣病 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
13 心疾患・呼吸器疾患 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
14 腎疾患 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
15 がん 事前学習:教科書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(30分)
成績評価方法
中間試験40%、期末試験60%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
最新リハビリテーション基礎講座 老年学・荒井秀典、山田実(医歯薬出版株式会社) 978-4-263-26710-3
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
理学療法士・作業療法士のためのヘルスプロモーション理論と実践 改訂第2版・日本ヘルスプロモーション理学療法学会 (南江堂) 978-4-524-20351-2
高齢者理学療法学テキスト 改訂第2版・細田多穂(南江堂) 978-4-524-22824-9
高齢者理学療法学・島田裕之(医歯薬出版株式会社) 978-4-263-21743-6
教員からのメッセージ
しっかりと予習復習を行ってください。
教員との連絡方法
藤井紀文:研究室204 メールアドレス n-fujii@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
藤井紀文:急性期~回復期、外来での理学療法診療経験や、研究領域である骨粗鬆症や転倒などの知見などを教育に活かします。