科目コード
R24156
授業科目名
社会福祉と地域包括ケア論
担当者
平岩 和美
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
地域の社会資源を活用し、住み慣れた場で安心して暮らすことを支える医療・福祉及び住民による支援の仕組みを地域包括ケアという。地域包括ケアの背景や日本社会の課題、そのために行われている政策、介護保険制度をはじめとする社会保障の諸制度、介護予防事業、関わる職種や機関、それらの連携について学修する。さらに理学療法士・作業療法士が介護予防・地域包括ケアにどのように貢献していくかを学修する。
DPとの関連
①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
日本の社会福祉制度を理解し概要を説明できる。地域の健康課題と公的サービスの特徴を捉える事ができる。理学療法士、作業療法士として地域住民の健康を維持するための方策を立案できる。
履修上の注意事項
配布資料に授業内容を書き込んでください。私語、携帯電話の使用を禁止します。授業中行う課題は評定に入りますので欠席しないこと。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 地域包括ケアの背景・日本の高齢化と社会保障 事前学習:教科書該当箇所の精読、事後学習:配布資料による高齢化対策まとめ60分
2 社会福祉の変遷とその目的 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による介護保険まとめ60分
3 社会福祉に関る職種や主体 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料によるケアプランまとめ60分
4 介護保険制度の仕組み(1)申請からケアプラン立案 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による在宅サービスまとめ60分
5 介護保険制度の仕組み(2)在宅サービス 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による施設サービスまとめ60分
6 介護保険制度の仕組み(3)関わる機関と施設サービス 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による職種まとめ60分
7 地域包括ケアに関る職種や主体 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による機関まとめ60分
8 地域包括ケアに関る機関と連携 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による前半講義まとめ60分
9 保健医療計画と対象地域の健康課題 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による保険医療計画まとめ60分
10 地域の特徴、広島県を中心として 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による地域の特徴まとめ60分
11 地域資源の特徴と活用 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による地域資源まとめ60分
12 介護予防事業の実際・住民活動立ち上げ支援 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による介護予防事業まとめ60分
13 認知症と介護予防 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による認知症対策まとめ60分
14 認知症と地域包括ケア 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による認知症対策まとめ60分
15 地域ケア会議、地域包括ケア発展のために必要なこと 事前:学習教科書該当箇所の精読、事後:学習配布資料による地域包括ケアまとめ60分
成績評価方法
期末試験。試験が困難な場合は提出課題を総合的に評価。ただし、6回以上の欠席(課題未提出)は評価の対象としない。2回の遅刻(課題提出の遅れ)は1回の欠席とみなす。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
介護予防・地域包括ケアと主体間連携・平岩和美(大学教育出版) 978-4864294652
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
社会福祉学習双書(全社協)14巻保健医療と福祉 978-4793514555
教員からのメッセージ
ニュース、自治体の広報、普段の生活で、介護や医療、社会保障について目を向けるようにしましょう。
教員との連絡方法
平岩和美:309教員室 hiraiwa@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
理学療法士として地域包括支援センターと協力した介護予防立ち上げ支援、広島県地域保健対策協議会での保健事業の経験、介護支援専門員の知見を教育にいかします。