科目コード
R24301
授業科目名
作業療法学概論
担当者
ボンジェ・ペイター/ 平尾 文 /川畑なみ
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
1年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
作業療法を学ぶ学生のための道標となる科目である。作業療法のルーツとアーツアンドクラフツ運動、パラダイム理論に基づく米国作業療法の歴史、そして、わが国の作業療法の歴史について学習する。さらに作業療法の「作業」の定義、作業療法の対象、作業療法実践の事例、作業療法モデル論について学習する。また、作業療法士に求められる資質や倫理、記録・報告の意義について学習する。
DPとの関連
①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.パラダイム理論で作業療法の歴史を説明できる。 
2.作業療法の発展に尽くした国内外の先達を10人あげることができる。
3.作業療法の作業について説明できる。 
4.作業療法のプロセスを説明できる。
5.作業療法を家族や友人に分かりやすく説明できる。 
6.作業療法学生として、作業療法を専門的な視点から説明できる。
履修上の注意事項
教科書を読んで、作業療法について興味のあることを見つけて下さい。そこで知りたいこと、疑問に感じることを調べたり、質問したりしながら、作業療法の本質を学んでください。授業態度として、指示の無いスマートフォンの使用は禁止、私語や居眠りは慎んでください。将来の自分の仕事について、考えを拡げ・イメージする時間にしてください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション・作業療法を学ぶ前の基礎 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
2 「作業」とは 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
3 「作業療法」とは 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
4 作業療法の歴史 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
5 世界の作業療法 【ボンジェ】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
6 作業療法の対象と領域 【ボンジェ】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
7 作業療法の実践過程 【ボンジェ】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
8 作業療法の理論と技術 【ボンジェ】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
9 作業療法の研究・エビデンス 【ボンジェ】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
10 作業療法の教育 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
11 関連した法規と職能団体 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
12 身体障害領域の作業療法 【ボンジェ】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
13 精神障害領域の作業療法 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
14 発達系障害領域の作業療法 【平尾】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
15 老年期障害領域の作業療法・まとめ 【川畑】 復習課題と感想・気づきシート作成(60分)
成績評価方法
提出された課題評価20%と期末試験80%として、双方で6割以上を満たすことで評定する。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
作業療法学概論テキスト 東登志夫監修 南江堂 978-4-524-23271-0
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
作業療法概論 日本作業療法士協会(協同医書) 978-4-7639-2118-5
作業療法の世界 鎌倉矩子・他(三輪書店) 978-4-89590-205-2
標準作業療法学概論第3版 ・ 岩崎テル子(医学書院) 978-4-260-02535-5
教員からのメッセージ
わからないことは、クラスメイト、担当教員への質問により、その都度解決しましょう。「作業療法」ってなんだろう、と自分自身に問いかけながら、また学生同士で語り合いながら学習しましょう。職業人として、作業療法に関する知識を得るための大切な時間になります。
教員との連絡方法
研究室に在席しているときは、立ち寄って下さい。また、大学のメール(kawabata@hcu.ac.jp)で問いあわせて下さい。
実務経験のある教員