科目コード
R24322
授業科目名
日常生活援助学演習
担当者
坂本 将徳・ 岩本 優士
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
2年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
リハビリテーションの具体的な目標として挙げられることの多いActivities of Daily Living(ADL:日常生活活動)について学ぶ。具体的な体験を通して、ADL動作の特徴や基本的な介助方法についての理解を深める。
DPとの関連
①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・車椅子や歩行補助具の名称、種類・使用方法について説明できる。
・基本動作やADL動作に含まれる動きについて実演できる。
・基本動作やADL動作の基本的な介入方法を2つ以上挙げることができる。
・模擬的な体験を通して感じたことを言葉で表現できる。
履修上の注意事項
自分で体験しながら学んでいく実技中心の授業です。大学指定のジャージ・ポロシャツを着用してください。学生同士で協力したり意見交換をしたりするなど、積極的な参加を奨励します。欠席した場合も課題提出が必須となりますので、必ず教員を訪ねて課題を受け取ってください。ただし、紛失時の再配布は行いません。各自の責任において管理をお願いします。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション、FIMとBI FIMとBIについて復習する(60分)
2 杖・歩行器・車椅子:杖・歩行器・車椅子の種類、名称、使用方法、介助方法 杖・歩行器・車椅子の種類、名称、使用方法について復習する、介助体験の感想を書く(60分)
3 基本動作①-1:起居・移乗動作(動作分析) 起居・移乗動作を体験・分析する(60分)
4 基本動作①-2:起居・移乗動作(介助と介入) 起居・移乗動作の介助方法について復習する(60分)
5 基本動作②-1:立ち上がり・歩行動作(動作分析) 立ち上がり・歩行動作を分析する(60分)
6 基本動作②-2:立ち上がり・歩行動作(介助と介入) 立ち上がり・歩行動作の介助方法について復習する(60分)
7 ADL動作①:食事動作 食事動作を評価・分析をする(60分)
8 ADL動作②:整容動作 整容動作を評価・分析をする(60分)
9 ADL動作③:更衣動作 更衣動作の評価・分析をする(60分)
10 ADL動作④:排泄動作 排泄動作の評価・分析をする(60分)
11 ADL動作⑤:入浴動作 入浴動作の評価・分析をする(60分)
12 ケーススタディ① ケースのADLの評価結果をまとめる(60分)
13 ケーススタディ② ケースのADLの評価結果から介入計画を立てる(60分)
14 まとめ①:各基本動作のまとめ 各基本動作の介入および介助方法を復習する(60分)
15 まとめ②:各ADL動作のまとめ 各ADL動作の介入および介助方法を復習する(60分)
成績評価方法
期末試験80%、課題提出および発表20%。課題の詳細は授業中に説明する。
締め切りを過ぎて提出された課題は評価の対象としない。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
日常生活活動(ADL)―評価と支援の実際 新版第2版 ・ 編集:伊藤 利之 他(医歯薬出版株式会社) 978-4-263-26606-9
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
クリニカル作業療法シリーズ 日常生活活動の作業療法 ・ 藤井 浩美他 (編)(中央法規出版株式会社) 978-4-805-85066-4
リハビリテーション・ADLトレーニング ・高橋 仁美 他 (編)(医歯薬出版株式会社) 978-4-263-21576-0
教員からのメッセージ
動作分析などの課題は必ず期限までに取り組み、提出することを心がけてください。また介助や介入の演習では実際の患者に対するように丁寧な対応をしてください。
教員との連絡方法
以下の研究室に在室している時は対応可能ですが、不在にしている場合もあります。
メール等で予約をしておくと確実です。
坂本将德:408研究室 sakamoto@hcu.ac.jp
岩本優士:312研究室 iwamoto@hcu.ac.jp
実務経験のある教員