科目コード
R6025
授業科目名
神経系理学療法学演習Ⅱ
担当者
甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
脳卒中以外の中枢神経疾患に関する評価と介入について、実技練習や課題遂行により理解を深める。
DPとの関連
①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
代表的な中枢神経疾患の理学療法の実技を体験する。
代表的な中枢神経疾患を有する症例の評価項目を選定できる。
代表的な中枢神経疾患を有する症例の病態、評価、介入の関連を説明できる。
履修上の注意事項
実技を行う機会が多いので、動きやすい服装にて受講してください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 脊髄損傷の理学療法1 ・関節可動域測定と関節可動域運動 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 関節可動域に関連した基礎知識の復習(60分)
2 脊髄損傷の理学療法2 ・筋力増強運動、移乗・その他の動作練習 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 筋力増強運動に関連した基礎知識の復習(60分)
3 脊髄損傷の理学療法3 ・車椅子操作、駆動練習 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 車椅子操作の実技練習(60分)
4 運動失調の理学療法1 ・運動失調による座位、立位バランス障害に対する評価と理学療法介入 【田邉 淳平・甲田 宗嗣 】 座位・立位バランスへの評価と介入の復習 (60分)
5 運動失調の理学療法2 ・運動失調による歩行障害に対する評価と理学療法介入 【田邉 淳平・甲田 宗嗣】 歩行障害に対する評価と介入の復習 (60分)
6 運動失調の理学療法3 ・症例提示から問題点の列挙、理学療法介入を考える 【田邉 淳平・甲田 宗嗣】 運動失調患者に対する理学療法介入の予習ICFモデルの予習 (60分)
7 演習課題の説明、模擬症例の提示 (運動失調症例) 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 演習課題作成(60分)
8 演習 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 文献検索、熟読(120分)
9 演習 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 文献検索、熟読(120分)
10 グループ内発表、相互評価 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】
11 演習課題の説明、模擬症例の提示 (パーキンソン病症例) 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 演習課題作成(60分)
12 演習 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 文献検索、熟読(120分)
13 演習 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】 文献検索、熟読(120分)
14 グループ内発表、相互評価 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】
15 優秀学生による全体発表 【甲田 宗嗣 ・ 田邉 淳平】
成績評価方法
授業内で配布するワークシート、演習課題:100%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
神経筋障害理学療法学テキスト・細田多穂(南江堂) 978-4-524-25257-2
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
演習は主体的、積極的に参加すること。
教員との連絡方法
C-learningを利用してください。
実務経験のある教員
甲田:回復期リハビリテーション病院で脳卒中、神経難病、脊髄損傷など神経筋疾患の診療実績がある、専門理学療法士(神経、運動器、基礎、教育・管理)、公認心理師、呼吸療法認定士。
田邉:回復期病院で中枢疾患患者を中心にリハビリを経験。中枢疾患患者の病態の一つである運動失調に焦点を当て、根拠と経験から病態、評価方法、理学療法介入について講義を行う。