科目コード
R6051
授業科目名
理学療法学研究法
担当者
藤井 紀文
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
3年
後期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
研究の意義や研究デザイン、研究倫理、データ解析などの概要と手法について講義し、理学療法分野における研究法の重要性を学ぶ。研究の手法を正しく理解し、卒業研究を実施する上での基盤を築くことを目標とする。
本講義内に、広島県理学療法士学会に参加し、発表演題の聴講を行う(フィールドワーク)ことで、最新の理学療法分野の研究について学ぶ。
DPとの関連
①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
統計学の基本的用語(データの尺度、平均値、標準偏差、正規分布、推定と検定など)を説明できる。
ヘルシンキ宣言の要点を説明できる。
卒業研究の研究課題を設定することができる。
履修上の注意事項
配布資料は再配布しません。紛失した場合は、各自の責任において、他の学生からコピー等をしてもらってください。
授業中の私語、携帯電話・スマートフォン・タブレット端末の使用は禁止します。
授業スケジュール終了後、研究課題調査書を提出する。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 クリニカル・クエスチョンとリサーチ・クエスチョン 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
2 研究デザイン 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
3 データの分類 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
4 卒業研究発表会の聴講(1) 事後学習:卒業研究発表の内容のレポートを作成する(90分)
5 卒業研究発表会の聴講(2) 事後学習:卒業研究発表の内容のレポートを作成する(90分)
6 記述統計 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
7 推定統計の基礎(1)2標本の検定、1標本の検定、相関分析 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
8 推定統計の基礎(2)回帰分析 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
9 推定統計の基礎(3)分散分析、分割表 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
10 推定統計の基礎(4)診断の指標 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
11 推定統計の基礎(5)信頼性と妥当性 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
12 研究倫理 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
13 研究結果のプレゼンテーション方法 事前学習:統計学の授業の復習または参考書該当箇所の精読(30分) 事後学習:復習(60分)
14 広島県理学療法士学会への参加・演題聴講(1) 事前学習:学会抄録集の精読(30分) 事後学習:レポート作成(60分)
15 広島県理学療法士学会への参加・演題聴講(2) 事前学習:学会抄録集の精読(30分)事後学習:レポート作成(60分)
成績評価方法
卒業研究発表会レポート40%、広島県理学療法士学会レポート50%、研究課題調査書10%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
使用しない
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
臨床研究の道標 7つのステップで学ぶ研究デザイン・福原俊一(特定非営利活動法人 健康医療評価研究機構) 978-4-903803-21-0
リハビリテーションテキスト リハビリテーション統計学・対馬栄輝、木村雅彦(株式会社中山書店) 978-4-521-73667-9
今日から使えるリハビリテーションのための統計学 初心者のための実践的手引き・高橋仁美、加賀谷斉(医歯薬出版株式会社) 978-4-263-21417-6
教員からのメッセージ
レポート、研究課題調査書の提出期限は厳守すること。
教員との連絡方法
藤井紀文:研究室204 メールアドレス n-fujii@hcu.ac.jp
実務経験のある教員
藤井紀文:急性期~回復期、外来での理学療法診療経験や、骨粗鬆症や転倒などの研究活動で学んだ実践的な知見などを教育に活かします。