科目コード
R7030
授業科目名
高齢期作業療法学演習
担当者
宮崎 洋幸 ・ 渡邊 哲也
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
3年
前期
授業回数
15回
単位数
1単位

授業の概要
高齢期作業療法学で脳機能、身体、精神に関する知識を統合する力を養い、これらについて演習をとおして、学びを深める。参加型の演習を実施する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
高齢期における作業療法の目標設定ができる。
高齢期の対象者について、評価・観察項目を選択することができる。
履修上の注意事項
実際場面を想定した事例を用いた演習をグループで実施します。欠席をしないよう体調管理をしてください。受講態度として、許可のないスマートフォンの使用を禁止とし、授業に関係のない私語や居眠りを慎んでください。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 オリエンテーション 高齢期作業療法の介入概論 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
2 高齢者の評価演習① 観察(居室・ADL・APDL)・面接 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
3 高齢者の評価演習② MMSE・HDS-R 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
4 高齢者の評価演習③ SDS・パラチェック老人行動評定尺度・STAY など 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
5 福祉用具と日常生活支援演習① 家屋改造 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
6 福祉用具と日常生活支援演習② 離床と広義のシーティング 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
7 福祉用具と日常生活支援演習③ ノーリフト介助と福祉用具の活用1 【宮崎・池田・大前ほか】 体験レポート作成(60分)
8 福祉用具と日常生活支援演習④ ノーリフト介助と福祉用具の活用2 【宮崎・池田・大前ほか】 体験レポート作成(60分)
9 症例検討① 情報収集と評価 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
10 症例検討② 統合と解釈・レジメの作成 【宮崎】 受講シート・課題レポート作成(60分)
11 認知症高齢者に対する接し方 【渡邊】 課題作成(60分)
12 認知症ケアメソッドの活用 【渡邊】 生活の中での介入技術の活用(60分)
13 認知症ケーススタディ①情報収集と評価計画 【渡邊】 レポート作成(60分)
14 認知症ケーススタディ②評価と介入 【渡邊】 レポート作成(60分)
15 認知症ケーススタディ③課題分析と目標設定 【渡邊】 レポート作成(60分)
成績評価方法
期末に提起するレポート課題にて評定します。(宮崎60%・渡邊40%)。また、双方6割以上の獲得で単位評定をします。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
老年期の作業療法 改訂第3版 ・ 浅海奈津美 他(三輪書店) 978-4-89590-638-8
ひとと集団・場 新版 ・ 山根寛(三輪書店) 978-4-89590-615-9
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
認知症の作業療法 ・ 小川敬之 他(医歯薬出版) 978-4-263-21334-6
知的検査の手引き ・ 大塚俊男 他(ワールドプランニング) 987-4-948742
教員からのメッセージ
課題を通して、評価やプログラム立案のプロセスを理解してください。課題の作成に関する疑問点、不明点は積極的に質問をしてください。
教員との連絡方法
メール:miyazhiroy@hcu.ac.jp (宮崎)  watanabe777@hcu.ac.jp (渡邊)
実務経験のある教員
池田充宏先生、ほか;日本基準寝具株式会社にて在宅介護・通所サービスの統括責任者として、対象者の対応はもとより部署の管理・運営に携わっている。福祉用具普及事業の一環として、各所を回り、講習会の開催をしている。「抱えない介助方法」「福祉用具の有効な活用方法」について実務的にも精通している。