科目コード
R7045
授業科目名
地域臨床実習
担当者
山川 敦史 ・ 宮崎 洋幸 ・ 平尾 文 ・ 川畑 なみ ・ 髙島 千敬 ・ 渡邊 哲也 ・ 坂本 将徳 ・ 岩本 優士 ・ 鎌下 莉緒
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
4年
前期
実習期間
5日間
単位数
1単位

授業の概要
通所リハビリテーション・訪問リハビリテーションにおける作業療法について1週間(5日間)の実習を行う。地域サービスを提供する施設等において、生活障害の把握と理解ならびに他職種との連携の実際を通じて、作業療法の実践に必要な知識・技術および態度を学習する。
DPとの関連
①平和を希求する心と豊かな人間性を身につける
②修得した専門知識・技術を基盤にした総合的臨床能力を身につける
③高い倫理観をもち、自己を変革しつづける能力を身につける
④地域社会・国際社会と協働し、人々の健康生活のニーズに対応できる能力を身につける
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP:ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)=卒業までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
1.地域における作業療法の評価、アセスメントの手段について説明できる。
2.通所・訪問や福祉用具、住宅改修など地域作業療法の具体的な実践例を挙げ、説明することができる。
3.地域における多職種間の連携業務の具体例を挙げ、作業療法士の役割を説明できる。
4.地域サービスにおける作業療法士の役割と、必要となる特有の技能について説明できる。
実習先行要件
3年次後期までに開講した専門基礎分野および専門分野の必修科目の単位をすべて習得すること、また、地域臨床実習の意義、目的を充分に理解し、実習生としての倫理観を身につけ、資質および態度(挨拶、身だしなみ、モラル等々)が適切であると認められることが必要です。
履修上の注意事項
実習期間の前後で、大学内でのセミナーを行います。有意義な実習にするために欠かさず参加してください。

1.実習前セミナーでは、実習の手引きならびに実習ワークシートの作成方法の確認、地域における作業療法業務に関わりの深い制度・地域サービスの基礎的知識の確認作業を行います。学内ルーブリックおよび実習に向けた各自の目標設定を、施設担当の支援を受け設定します。
2.実習後セミナーでは、報告会に向けた準備を行い、学内ルーブリック評価を行います。
実習スケジュール
詳細は、受入施設の業務の状況に合わせた計画にそって進めていく。

1日目:施設案内や学生およびスタッフ紹介、実習計画を共有.実習生の目標設定。
2日目〜4日目:指導者の業務を中心に見学・模倣(可能な範囲の実施を含む)
5日目:実習ワークシートの確認およびルーブリック評価 *毎日デイリーノートを作成し、ワークシートを随時更新。
成績評価方法
1.指導者による実習教育ルーブリック評価ならびに、施設担当教員による学内教育ルーブリック評価
2.地域臨床実習報告会での発表の様子
上記の総合判定による。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教員からのメッセージ
作業療法士の働く場は、現在も回復期を中心とした病院が主ですが、入院期間の短期化と高齢者の増加に伴い、地域における作業療法と作業療法士の必要性は増してきています。
作業(生活行為)を支援する専門職として、地域における存在感をアピールしていくためにも、5日間の実習を通し、対象者やそのご家族、指導者およびスタッフの方々の考えや想いに触れて、働く場として現実的に感じて欲しいと思います。
教員との連絡方法
実習期間中は、指導者との緊急連絡の方法を共有しておきましょう。
大学では、施設担当教員が配置されます.大学との連絡は、その教員を通して行います(大学への電話やメールを活用)。
全体を通しての連絡に関しては、実習担当 山川まで(lily-drg@hcu.ac.jp、大学へ電話)
実務経験のある教員
実習指導者は、現在、地域サービス(在宅系・通所系)の実務にあたっている作業療法士です。
大学教員は、いずれも入院・入所ならびに地域サービスの経験を有する作業療法士として、指導者と連携して指導にあたります。