科目コード
S12108
授業科目名
臨床歯科医学
担当者
原田 耕志
対象年度
2025
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
歯・口腔・顎・顔面に機能障害を持つ患者に対し、言語聴覚士として適切な援助ができるようになるために、歯・口腔・顎・顔面構造と機能について学び、これらの領域における疾患と治療法、機能障害についての知識を習得する。口唇・顎・口蓋裂、咬合異常、顎関節疾患、唾液腺疾患、口腔乾燥症、口腔粘膜疾患などの疾患を扱い、構音・摂食、咀嚼障害に対する手術的療法や補綴治療などの処置について学ぶ。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
言語聴覚士に必要な臨床歯科医学的知識を獲得し、歯科医師や歯科衛生士と協働することができる。
履修上の注意事項
内容が広範囲にわたるため、各回の学習内容について、復習を行うこと。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 歯科概論、歯・口腔・顎・顔面の形態・構造・発生・発育 (教科書p1-28) 復習4時間
2 歯・口腔・顎・顔面の機能、口腔の診察法 (教科書p29-63) 復習4時間
3 歯・歯周組織の疾患および歯科医学的処置、口腔ケア (教科書p66-92) 復習4時間
4 口腔・顎・顔面の先天異常・発育異常・損傷・炎症・感染症 (教科書p94-119) 復習4時間
5 口腔・顎・顔面の嚢胞・腫瘍、唾液腺疾患、神経系疾患、顎関節疾患、 口腔粘膜疾患 (教科書p120-146) 復習4時間
6 咀嚼・摂食・構音障害に対する歯科医学的治療法、咀嚼障害 (教科書p147-180) 復習4時間
7 摂食嚥下障害、構音障害の発生メカニズムと特徴 (教科書p181-231) 復習4時間
8 器質性構音障害、口蓋裂・口腔がんへのチームアプローチ (教科書p232-268) 復習4時間
成績評価方法
期末試験100%
期末筆記試験は、原則、講義の全出席を受験資格とする。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
歯科医学の基礎から臨床まで広範囲にわたる内容を、短期間に履修することになるが、歯科的な疾患・機能障害は構音障害と密接な関りがあるため、十分に理解すること。
教員との連絡方法
講義終了後、教室で。授業時以外はC-ラーニングで質問して下さい。
実務経験のある教員
1989年から口腔外科医として臨床現場で働いており、その経験を活かしながら講義を行う。また2008年から継続して、歯科衛生士学生、保健学科学生、看護学生に対して生理学・口腔生理学の講義、試験を継続してきた。