構音・音声障害演習Ⅱ

西村　祐一 ・ 木戸　直博

2024

必修

1年

後期

15回

1単位

音声障害の評価・治療と小児における発声発語障害の評価に必要な検査と訓練に関する知識を学ぶ。

①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける	◎
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける	◎
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける	◎
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける	◎
※DP：ディプロマ・ポリシー（修了認定の方針）＝修了までに身に付けるべき資質・能力

・音声障害の検査と小児構音検査を実行し、訓練を立案できる。
・患児の全体像を解釈し、訓練プランに反映できる。
・様々な発話サンプルから適切な評価を実行できる。

遅刻は２回で欠席１回扱い、開始後30分以降は欠席扱いになりますが、やむを得ず遅れた場合も参加してください。授業中の私語，携帯電話などの使用は禁止します。

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	音響分析：サウンドスペクトログラフ 【西村】	事前：テキスト音響分析を読む（60分）
2	空気力学的検査：ホーネーションアナライザ 【西村】	事前：配布論文を読む（60分）
3	音声障害の訓練１：声の衛生維持指導 【西村】	事前：配布資料の新規用語の確認（60分）
4	音声障害の訓練２：症状対処型訓練 【西村】	事前：配布資料の新規用語の確認（60分）
5	音声障害の訓練３：症状対処型訓練 【西村】	事前：配布資料の新規用語の確認（60分）
6	音声障害の訓練４：包括的訓練 【西村】	事前：配布資料の新規用語の確認（60分）
7	音声障害の訓練５：包括的訓練 【西村】	事前：配布資料の新規用語の確認（60分）
8	新版構音検査：検査の概要 【西村】	新版構音検査のマニュアルを読んでおく（60分）
9	新版構音検査：聴覚的評価 【西村】	IPA表記の復習：テキストP45～50 異常構音の特徴を理解する：テキストP146，148（60分）
10	新版構音検査：聴覚的評価 【西村】	IPA表記の復習：テキストP45～50 異常構音の特徴を理解する：テキストP146，148（60分）
11	新版構音検査：パラトグラフ 【西村】	配布資料を読んでおく（60分）
12	ケーススタディ 1：評価 【木戸】	鼻咽腔閉鎖機能および構音の評価方法について復習をしておくこと（60分）
13	ケーススタディ 2：評価 【木戸】	鼻咽腔閉鎖機能および構音の評価方法について復習をしておくこと（60分）
14	ケーススタディ 3：訓練の実際 【木戸】	鼻咽腔閉鎖機能不全に対する補綴治療および二次手術について復習しておくこと（60分）
15	ケーススタディ 4：まとめ 【木戸】	鼻咽腔閉鎖機能不全に対する補綴治療および二次手術について復習しておくこと（60分）

1～11　期末試験100％
評価は担当教員ごとに行い、それぞれの評価において合格基準を満たしていることが単位取得の条件である。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード
発声発語障害学 第3版(標準言語聴覚障害学)【藤田　郁代】（医学書院）	978-4260042895
新版構音検査マニュアル

書名・著者（出版社）	ISBNコード

演習（実技）の授業となりますので、マニュアルの読み込みなど事前準備が重要です。その後も実技練習をするように心がけてください。

初回講義時に伝えます。

臨床経験のある言語聴覚士が実務経験を生かして指導する。