科目コード
S24108
授業科目名
摂食・嚥下障害Ⅱ
担当者
平松 哲哉
対象年度
2024
履修区分
必修
開講期
1年
後期
授業回数
8回
単位数
1単位

授業の概要
摂食嚥下障害の臨床的評価と訓練に関する知識を学ぶ。主にスクリーニング検査、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査といった一般に臨床で行われている検査について学び、どのような解釈に基づき訓練が行われるかについても学ぶ。後半では摂食嚥下リハビリテーションで行われる訓練について学ぶ。
DPとの関連
①人間を広い領域から捉え、人を愛する心と専門技術を統合できる能力を身につける
②言語聴覚障害学について深い専門的知識を修得し、それを臨床において適切に応用することができる能力を身につける
③職務遂行に必要な社会性、倫理観、専門職業人としての自覚を身に付け、多様な患者、家族、医療・福祉関係者等と円滑なコミュニケーションを取ることができる能力を身につける
④複雑で多様な障害について常に科学的に探究する姿勢をもち、積極的に自己研鑚し続ける能力を身につける
※DP:ディプロマ・ポリシー(修了認定の方針)=修了までに身に付けるべき資質・能力
到達目標
・摂食嚥下障害のスクリーニング検査の実施ができるようになる。
・嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査を中心とした臨床的検査についてその目的と内容を述べることができる。
・摂食嚥下訓練の概要を述べることができる。
履修上の注意事項
やむを得ず遅刻した場合も参加すること。授業中の私語,携帯電話などの使用は禁止とする。
授業計画
回数 講義内容【担当教員】 事前・事後学修
1 スクリーニング検査:RSSTや改訂水飲み検査などの概要、理解 事前:テキストp122-134を読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
2 嚥下造影:定義、ガイドラインの理解 事前:JSDR製作ガイドラインを読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
3 嚥下内視鏡:定義、ガイドラインの理解 事前:JSDR製作ガイドラインを読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
4 その他の検査:嚥下圧検査などの概要と理解 事前:テキスト160-179を読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
5 重症度分類と段階的摂食訓練:DSSとグレード、食事形態の理解など 事前:テキストp179-182を読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
6 間接訓練:定義、訓練の理解と適応 事前:p194-213を読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
7 間接・直接訓練:定義、訓練の理解と適応 事前:p213-227を読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
8 直接訓練:定義、訓練の理解と適応 事前:p213-227を読む(120分) 事後:新規用語を調べ事例への応用について考える(120分)
成績評価方法
定期試験100%
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。
教科書
書名・著者(出版社) ISBNコード
摂食嚥下リハビリテーション第3版【才藤 栄一】(医歯薬出版) 978-4263444474
参考書
書名・著者(出版社) ISBNコード
教員からのメッセージ
本講義の内容は臨床としても国家試験としても重要である。各検査では解剖・構造的な理解を深め、障害を解釈する姿勢を持ち取組んでいただきたい。不明点があれば積極的に解消するように心がけていただきたい。
教員との連絡方法
304研究室
初回講義の際に説明する。
実務経験のある教員
病院で実務経験をもつ認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域)である教員により、摂食嚥下障害の評価と解釈、訓練内容について学ぶ。