発達過程作業療法学演習Ⅱ

平尾　文

2025

必修

3年

前期

15回

1単位

子どもの発達と障害の部分を理解し、作業療法士としてどのように関わっていくのかを具体的な実技・実演を交えて学びます。発達領域の作業療法士としての役割について、また他職種との連携についても自主的・主体的に学びます。保育園で実際に子どもと「遊び」を体験します。

①慈愛ある豊かな人間性と人間を広い領域から捉える教養を身につけている	◎
②理学療法・作業療法を実践するための専門的知識・技術を身につけている	◎
③生命の尊厳や人間尊重を基本とする高い倫理観を持ち、自律して行動できる思考力や判断力を身につけている	○
④理学療法士・作業療法士として課題を解決しようとする情熱と創意を持っている	○
⑤地域社会・国際社会の一員として、専門職種と協働できる専門知識、コミュニケーション能力を身につけている	○
2025年度以降の学則適用者用のディプロマ・ポリシーとの関連を記載しています。2024年度以前の学則適用者は。項目順や表現が異なりますので注意してください。
※DP：ディプロマ・ポリシー（卒業認定・学位授与の方針）＝卒業までに身に付けるべき資質・能力

・子どもの笑顔を引き出す方法を3つ列挙できる
・子どもと関わる時に気を付けることを3つ列挙できる
・他職種の立場になって、対象の子どものことを考えることができる

・課題の提出期限を守ってください
・配布資料は大事に保管してください
・授業態度が不適切な場合は、厳重注意をすることがあります

回数	講義内容【担当教員】	事前・事後学修
1	オリエンテーション・小児リハと支援制度について 【平尾文】	小児リハ支援制度について調べる（60分）
2	障害を持つ子どもの教育の場について①：地域の学校 【平尾文】	障害を持つ子どもが地域の学校に通うイメージをしてみる（60分）
3	障害を持つ子どもの教育の場について②：特別支援学校 【平尾文】	障害を持つ子どもが特別支援学校に通うイメージをしてみる（60分）。
4	教育の場での作業療法について（実技を交えて）① 【平尾文】	教育の場で作業療法が何ができるのかをイメージしてみる（60分）。
5	教育の場での作業療法について（グループディスカッション）② 【平尾文】	グループディスカッションでの他者の意見について考えてみる（60分）。
6	作業療法治療について動画を用いての事例検討① 【平尾文】	事例自身が持っている力について「できる」のイメージで考える（60分）。
7	作業療法治療について動画を用いての事例検討①（グループディスカッション） 【平尾文】	グループディスカッションで得られた気づきをまとめる（60分）。
8	作業療法治療について動画を用いての事例検討② 【平尾文】	事例自身が持っている力について「できる」のイメージで考える（60分）。
9	作業療法治療について動画を用いての事例検討②（グループディスカッション） 【平尾文】	グループディスカッションで得られた気づきをまとめる（60分）。
10	作業療法治療について動画を用いての事例検討③ 【平尾文】	事例自身が持っている力について「できる」のイメージで考える（60分）。
11	作業療法治療について動画を用いての事例検討③（グループディスカッション） 【平尾文】	グループディスカッションで得られた気づきをまとめる（60分）。
12	作業療法治療について動画を用いての事例検討④ 【平尾文】	事例自身が持っている力について「できる」のイメージで考える（60分）。
13	子どもと関わり「遊び」の重要性を体験する① 【平尾文】	子どもと関わり「遊び」の重要性について調べる（60分）。
14	子どもと関わり「遊び」の重要性を体験する② 【平尾文】	子どもと関わり「遊び」の重要性について考える（60分）。
15	まとめ　1回～14回授業のダイジェストを振り返る 【平尾文】	1～14回授業の大切な所を確認する（60分）

期末試験（60％）・提出物（40％）にて総合評価します。
ただし、受験資格を満たしていない場合は評価の対象としない。

書名・著者（出版社）	ISBNコード
標準作業療法学発達過程作業療法学・福田恵美子（医学書院）	978-4-260-01758-9

書名・著者（出版社）	ISBNコード

授業はアクション・リアクションによるコミュニケーションで成り立ちます。積極的に楽しみながら受講してください。

パソコンのアドレスまでメールを送ってください。aya.72710@hcu.ac.jp

小児専門の作業療法士として、15年間の病院での勤務経験を持つ作業療法士。その間に担当した子どもは約600人。こちらの経験を基に障害を持つ子どもの作業療法実践について、楽しみながら学ぶことができる授業です。