医療系分野と教育・保育分野。お互いの学びの連携が本学の魅力です。

広島都市学園大学
理事長・総長 古澤 宰治(ふるさわ さいじ)
これらの分野に携わる人は、未来を支える人材といえるでしょう。その基礎となる学びの場がこの広島都市学園大学です。 また、これからは、医療系分野と教育・保育分野は関りがますます深くなると思います。 一つの専門分野でのスペシャリストである事も大切ですが、他の分野との関係を持つことで、スペシャリストでもあり、幅広い柔軟な思考をもったジェネラリストである事が重要になってきます。
最後に、医療・教育は我々の社会を未来へと導く重要な分野です。 これからのあらゆる課題に対し、一人ひとりが想像的に行動し解決していく答えを導き出すことのできる人間力をこの広島都市学園大学で学び、養うことができると確信しています。
古澤 宰治(ふるさわ さいじ)教授/ 教務・企画・総務・渉外担当。平成22年度、産学連携による実践型人材教育事業実績報告書「作業療法士養育における専門的教育プログラムの構築と実証」を上梓。
医療・教育に携わる「技」と相手を思いやる「心」を磨く4年間に。

広島都市学園大学
学長 河野 修興(こうの のぶおき)
「大学での学びは、難しくてついていけないのではないか」と不安を感じている人も多いことでしょう。入学時は、誰もがゼロからのスタートです。 講義では、初歩から段階的に学べるカリキュラムを準備しています。 また技術をしっかり身につけられるよう、実技や実習などを充実させました。教員は学生の理解度を重視し、 「よく分かる」または「学生本人が『何が分からないか』を自覚できる」ような教育を実践。 教員が学生をフォローするのはもちろんですが、分からないことや疑問点があれば、学生のほうからも気軽に質問してもらっています。 学生と教員の距離が近い、本学ならではの特長だと思います。
医療現場で出会う患者さんは、職業も生活環境もさまざまです。 特にリハビリテーションを受ける患者さんとは、長期間のお付き合いになります。 教育・保育の場においても、子どもたち一人ひとりに個性があり、またその保護者も多様です。現場の第一線で活躍するには、 何気ない会話や仕草の中から相手の気持ちをくみ取る能力が求められます。専門的な知識や技術といった「職能」に加え、 「教養」を高め、ケース・バイ・ケースで判断し対応する力や、豊かな人間性と高い倫理観を身につけてほしいと思います。 そのために本学では、1・2年次に「哲学」や「心理学」「ヒロシマのこころ」といった教養科目を開講。また私からは、 「学生のうちにたくさん本を読んでほしい」と呼び掛けています。 さまざまな価値観を知ることは、相手の心に寄り添うヒントになるはずです。
「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し」。 今から2500年ほど前の孔子の言葉で「知識を詰め込むばかりで自分なりの解釈をしなければ、本当に身につけたことにはならない。 しかし、基本的な知識がなければ、独善的な考え方しかできず、 うまくことが運ばない」という意味です。大学での学びでめざすところは、まさにこの言葉の通り。 医療人や教育者は、基本をしっかり身につけた上で、信念を持って職務に当たることが非常に大切です。 高校までの学力と、職業人として活躍するために必要な力は、必ずしもイコールではありません。 広島都市学園大学で「心技一体」の建学の精神のもと、医療・教育に携わる「技」と、相手を思いやる「心」を磨いていきましょう。 私たち教職員は、皆さんの意欲を引き出し、夢を実現できるよう、全力でサポートしていきます。
河野 修興(こうの のぶおき)/ 呼吸器内科を専門に、日本内科学会、日本呼吸器学会、日本肺癌学会等各学会(元)理事、国際胸部医学会評議員、 がんプロフェッショナル養成プラン広島大学統括責任者など、医療の多方面で活躍。 広島大学医学部長、広島大学副学長を経て平成28年度より広島大学名誉教授、 広島都市学園大学学長に就任。間質性肺炎診断薬である血清KL-6抗原測定試薬の開発育成により「平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門」受賞。 平成26年度 第54回日本呼吸器学会会長、第71回中国文化賞、平成27年度 広島大学Distinguished Professor、平成30年度 第115回日本内科学会会長。論文・著書・共編著多数。
建学の精神 『心技一体』 を礎に、地域社会に貢献できる人材を育成していきます。

広島都市学園大学
学園長 古澤 敏昭(ふるさわ としあき)
看護師やリハビリのプロ、教育・保育のスペシャリストになるための専門的な知識や技術を育むことはもちろん大切ですが、この3つの学科の学びの礎になっているのは、『心技一体』という建学の精神です。
ケアの心を大事にし、豊かな人間性を身につける。志を高く持ち、挑戦を忘れず常に努力を続ける。
肉体的にも精神的にも強く健やかな体をつくる。それらすべての要素を備えてこそ、地域社会のさまざまなニーズに応えられる人材になれると信じています。
皆さん、どうかこの大学で、自分自身に誇りを持てる心と技を磨いてください。「広島都市学園大学」は、そんなあなたの目標を全力で支えていきます。
人として地域の専門的な医療をささえ、人生を切り開く「心」を磨く4年間に。

広島都市学園大学
健康科学部 学部長 嶋本 文雄(しまもと ふみお) 教授
生物として生まれた人間は、そのつくられた細胞が発育し絶えず進化し、その環境に適応した体・思考がつくられてきています。
医療現場では、患者さんとその家族そしてさらに医療スタッフとの信頼関係が重要になってきます。その基礎をつくってくれるのが大学での講義、実習で、 国家試験に合格してそのような現場の実践を可能にしてくれるシステムを、我々教職員が、学生の大学生活も十分享受できるように、たえず改善して提供しています。
そして医療人として社会に出て経験を積んでいきプロになっていきます。 さらに一生学んで進化しなくてはいけないのは医療従事者の宿命ですが、しかし人として生きがいのある生き方でもあります。
この4年間の学生生活が、学業以外にも失敗を恐れず多くの経験をつみ、家族・友人・教職員と相談して人間形成に役立ててくれることを期待します。
毎日でも子どもたちと触れ合える場。学生ファーストの教育を実践します。

広島都市学園大学
子ども教育学部 学部長 林 俊雄(はやし としお) 教授